つれづれぐさ

つれづれなるままに。

「あざとい」について考えてみた

オンライン鑑賞会
ちょいちょい友人たちとオンライン鑑賞会をやる機会が増えてまして、バラエティ番組をよく観ています。
男女混合のグループなこともあって、特にZOOMとかは使わず、LINEのグループ通話機能を使って繋がって、皆でそれぞれの再生環境で「いっせーのせ」で再生して観ています。
このやり方だと女性陣はお化粧やら家の中を映すなどのリスクを負う必要もなく、煩わしさがだいぶ緩和されるようで、楽しくトークしてくれています。
 
その中で、「あざとくて何が悪いの?」という番組が大ヒットしました。
ちょうど最新放送の前に前回放送を再放送してくれていたので、皆すぐに馴染む事ができました。
 
田中みな実という稀代のモンスター女子(めちゃ褒めている。本当に素晴らしい所作。完成された美しさがある。)に、
みな実とはまたベクトルの違う感じのあざとさを持ち合わせる弘中綾香
そして山ちゃんの見事なツッコミが冴え渡りまくる、近年の企画モノバラエティの中でも凄くいいフォーマットだなぁと思うナイス番組です。

~あざとくて何が悪いの?については以下などを~

twitter.com

 
あざとい、てなんだろう
で、観終えたあと、メンバーでずっと恋愛トークしながら深夜までいってしまうんですけど、
そのなかで「あざとい」ってなんだろうっていうのを、ちょいちょい考えたり、皆とトークする中で何となく見えてきたことを箇条書きで書き残してみようとおもいます。
 
・被害者の会ができるもの
これは凄く的を射ているなと感じます。
素直に信じて痛い目に遭ってしまうひとが何人も生まれるもの、または、それが予想されるもの(ここ結構重要)をいつしか自分は「あざとい」と呼ぶようになっていました。
 
・一見して「餌」もしくは「ルアー」のように見えてしまうもの
「釣ってやるぞ」という意思を相手側から感じる時ですよね。
こういう時、相手の繰り出してくる動作も言葉もすべて「撒き餌」や「ルアー」のように見えてしまう事があると思います。
これもあざとさのでかい要因でしょう。
僕らが求めているのは、自然な対話であって、今どちらが優位かという主導権の握りあい:「政」的なニュアンスの事にはそんなに興味ないと思うんです。冷静に考えたら、ノイズでしかないのではないでしょうか。
 
・本人は特別な意思の下にやった訳ではなく、なんなら「置きに行っている」
これも重要な要素だと思います。
ボディタッチとか、褒め言葉とか、反射神経的に出る人達がこの世界にはいるんですよね。
あざとい側じゃない人がよく勘違いしてしまうのは、「これはよほどの思い切りや勇気がないとできない」と自分が感じていることを相手がやってくれるので、それを嬉しいと感じてしまう事だと思うのです。
違うんです。
当の本人は呼吸をするようにできてしまうんです。
何も考えてないって事が大半だと思います。
でもあざとい側じゃない普通のひとは、それを特別な事だと受け取ってしまうんです。
このすれ違いが沢山の悲劇を生んできた事と思います。アーメン。
 
・かわいくない、許せないもの
結果、これですよね。
最終的に、あざとさをまともに喰らわされた人は、そのひとのために貴重な人生の時間を浪費させられ、場合によってはお金も使うでしょう。。
それを「まぁ仕方ないか」と思えるものはギリギリ「あざとい」とは言わないものになるのだと思います。
あと、「かわいくない」と表現しましたが、これもキモだと思っていて、あざといものは表面的には「かわいさ」を纏っている、かわいさの皮をかぶっているものが非常に多いと思います。
なので、最初はかわいいなぁと思って入って、結果「いや、かわいくねぇわ」となるものの事を「あざとい」と呼ぶのだと思います。
 
・許されている感じの「あざとさ」もある
基本的には「むむむ・・」という反応を生むであろう、あざとさなのですが、
「仕方ないなぁもう」って許されているあざとさも存在しているのもまた事実です。
田中みな実も、弘中綾香も、あざといところがあるからって嫌いになったりしませんよね?
どうやら、突出して可愛い女子が見せるあざとさは「まぁこの子は仕方ないか・・」で済ませられるケースがあるようです。
そういうグレーゾーンが生まれることによってこのお話が物凄く面白いことになっているのだと思います。
ちなみに、自分は、「可愛いからって許されると思わない方がいいんじゃないかなぁ・・」という側のタイプ。つまり酷い目に遭った、遭いそうになったことがあるってことですね。笑
 
・・以上、研究の成果の報告でした。笑
 
なかなか真理に迫れているのではないかと思うのですがこれいかに。
 
あざとい、を振り回すひとは一周まわって面白い
で、これを書いたのはあざとい女子に怒っているからなのか?という事なんですけど、全然違うんです。 
今日もどこかで可愛い女子があざとさという武器をブンブン振り回してるのかなと思うと、もう逆に笑えてくるのです。
画で想像してみてください。
「あざとさ」て書いてある鎖鎌みたいなのをブンブン振り回してる鬼のような画とかを想像するといいと思います。(絵が描けないのが悔しい。伝われ・・!)
プライベートでもたまに遭遇してますが、嫌悪感より、もう笑いが込み上げてきてしまうのです。
「おいおい、振り回すな振り回すな、その鎖鎌を」と心の中でツッコミながら応対してしまう。
 
 今回この記事を書いたのは、この「笑い」の感覚を誰かと共感したくての事でした。
めちゃくちゃ面白いと思うんですよね。
 
で、じゃあどうしたら「あざとさ」を見抜けるだろうか?という事なんですけど、
またそれも皆とトークしたりして何となくでも答えが見えた時にこの記事へのアンサー記事として書いてみようと思います。
 
つづく・・?