明日は明石家サンタ!!
一回書いてみたかったこの大事な番組の話を。
「明石家サンタ」。
年に一回、さんまさんの力量や、培ってきた歴史が凝縮されたスペシャルなひととき。
今年はラブメイト10の復活もあってめちゃ嬉しかったのだけど、やはりこの番組がないと。
1990年にこの番組が始まって以来、日本人はイブの夜にクリぼっちで悩む必要なんてなかった訳で。
公共の電波を使ってそれぞれの身に起きた嫌なことを笑い飛ばす。
笑い飛ばすっていうのは、その物事を乗り越える形のひとつ。
笑う人が多ければ多いほど、本人の気持ちも軽くなる。めちゃくちゃ幸福な関係性。
だからこそ、リアルタイムで目撃して一緒に笑い飛ばしたい。
もちろん自分の笑い声はその方には物理的には届かないだろうけど、それでもそこにはとてつもなく大きな意味があるようにしか思えない。
この番組は、「今この時代を皆で生きている」っていう感じが最高に高まる番組だと思う。
自分にとっては明日これがあるってだけで今日を生き延びる理由になる。
それくらいに大好きで大事な番組。
今年はどんなお話が聴けるのだろう。
皆で見届けようじゃありませんか。
わくわく。
おしまい
『まどろみバーメイド ~屋台バーで最高の一杯を。~』2019夏ドラマ
■夏ドラ
あんまり今期はピンときたのがなくて、何か記事を書くかどうかを迷っていた今日この頃だったのだけど、一作品凄くグッときたものがあったので、書き残しておこうと思うのです。
それは『まどろみバーメイド ~屋台バーで最高の一杯を。~』。
何年か前に観た『デリバリーお姉さんNEO』で好演をしていた、木竜麻生(きりゅう まい)さんが出ている事に気づいて観てみたのでした。
これが物凄くささってささって。
~わかった、ネタバレしたくないからもう観るって方はTVerでどうぞ。笑~
~公式サイト~
以下ネタバレ含みつつ書きます。
先に大事なことを書いておくと、原作は未読。
なので何が起こるのか全く知らないで楽しんで観れる(Be positive!)。
このドラマはとにかく映像美。
出てくるものが皆オシャレ。しかも鼻につかないオシャレ(ココちょー大事)。
あと30分番組っていうのも結構好き。何度か観る作品だとさらに。
第一話「屋台バーの女」では、めちゃくちゃオシャレな屋台バーで昼と夜営業している雪が中心で物語が進み、
どうやらバーに勤める3人の女性で共同生活をしていて、何やら訳あり感をとってもいい感じに匂わせる会話があったり、
ふたりのお客さんとのいい感じのやりとり・会話も交えながら、「バー、いいなぁ」「お酒飲みたいなー」って思わせてくれる演出。
月下美人の焼酎漬けとかめちゃくちゃ飲んでみたい。
サラリーマンの男性がもう一度行きたいなと思ってバーのあったところに訪れてみたら、跡形も無いこの不思議感がものすごい好き。こういう話が大好き。
今後も観ていきたくなる、最高の1話だった。先をちゃんと観たくなるし、雪以外のふたりのこともうっすら気になるし、こういう1話が好き。
今後の展開も期待。
全然関係ないけど、タイトルのバーメイドって人魚マーメイドと何か関連あるのかしら。無いのかしら。
微妙~に深読みさせてくれる余地がちょいちょいある感じも最高に好み。
ドラマを観終えたら原作も手にとってもいいかもしれない。
■超大事!SHE IS SUMMERのオープニングテーマ
観ている中で凄く凄く大事だなと思ったのが、SHE IS SUMMERによるオープニング曲、『Bloom in the city』。
この曲の効果抜群!この曲を聴いて、「あ、コレ観るな」と直感した。笑
公式サイトのトップの下の方に貼ってありました↓
リリースの際は是非GETしてみてくださいまし。
せっかくなので数曲SHE IS SUMMERの曲を貼っておきます。
「Darling Darling」
「あれからの話だけど」
ここで聴いてピンときちゃった方のためにもリンクを貼っておきましょ。↓
最新アルバムですね。Darling Darling収録。
こちらは1st フルアルバム。あれからの話だけど収録。
こちらはライブDVDもついている初回盤。コレはファンだったら持っておきたいやつ。
収録されている映像がちら見できる動画↓
■おまけ的な
参考として貼っておく、『デリバリーお姉さんNEO』
観るきっかけはやっぱりヒコさんの「青春ゾンビ」。
↑こちらにてどういうドラマだったのかは追いかけられるとも思うので、お時間ある方はぜひ読んでみてください。
木竜麻生さんはピュアな感じの女性がものすごくものすごく似合う。マコは凄く好きなキャラクターだったけど、今回のユキも似合っていそう。
唐揚げとレモンと坂元裕二、と高橋一生
まさかのおはなし
昨日こんな投稿を見掛けてしまい。
カルテットファンとしては、もう楽しくて仕方がない話である。
御本人は消しますと言っておられるので全文掲載はしないけど、
・もはや記憶の奥に追いやったあの忌まわしき時期
・わたしを襲ったこの時の苦境は番組に関わった者すべてに及び、数ヶ月後には誰もがその対応に疲弊しきっておりました。
・ある時よりわたしは、真っ先にレモンを搾ることで、この状況を強行突破することをおぼえました。勿論時に悲鳴が上がったり、え、え、かけていいんですか?!と責められたりもしますが、チラ見やニヤニヤをなくすにはそれしか方法がなかったのです。
・わたしの背負ったものを知っていただいたところで、今後テーブルを囲む皆様に出来ることはありません。ただただ、わたしの唇の端に浮かんだ諦念を感じとっていただければ、ほんの少し救われる思いです。
・おそらく家森さんの中の方はわたし以上の苦難の道を辿っていることと思います。自らの考えで発したわけでもない言葉で苦しめられるとは、俳優とはまことに厳しい生業なのだと思い至る次第です。重ねて謝意。
自分には意外に思えた。
坂元裕二という御仁は、ドラマの結論の「レモンありますよ」「ありますね」というのを体現しているのだとばっかり思っていたから。
つまり、レモンと適度な距離をおいてどーんと構えているのだと思っていた。。
それが、まさかの強行突破を仕掛けるようになってしまっていたとは・・!笑
それだけ「カルテット」の反響は凄く、関係者は色々なところでこの問題に出くわすようになったという事なのだけど、
自分はあのシーンの最高さ加減をよくわかっているし、あのシーンのおかげで飲み屋で唐揚げレモンの話ができるひと=同じ趣味のひと、という方程式もできたりして、
自分は確実にあのシーンのお蔭で人生が楽しくなったという思いがある。
(何より、自分は唐揚げにレモン否定派だったので、家森の「人それぞれ。」に最高に歓喜した!笑 あれによって唐揚げにレモン掛ける前に聞くひとは爆発的に増えた。)
それでも、あのシーンを「十字架」と言ってしまうあたりが「anone」でも「名言怖いんで・・」と名言の否定を試みて、自ら作り上げたものすらも否定してみせる坂元裕二さんらしいなと。
そんな風に究極に謙虚な御仁だからこそ、大好きであり、今後もきっとずっと大好きなのであります。
家森フォーエバー
余談的だけど、あのシーンの最高さ加減、文字で読んでみてもわかるので、この方の素敵なブログ記事を貼っておきます。演技の素晴らしさ。同意であります。
自分の近年の高橋一生好きは、どう考えても家森からきているので、この愛しいキャラクターの事を坂元さんから、放送終了から2年くらい経っても聞けるのが嬉しい。
この2年くらいで一生さんの演じたキャラで特に好きなのは東京独身男子の太郎ちゃんと、「僕生き」の一輝だろうか。
それでも家森と比べてしまったり、どうしても思い浮かべてしまうくらいに家森のインパクトはでかかった。
あの「クセ」って人間らしさそのものなんだよなぁ、と。
あんまりこういうこと言ってると懐古厨と言われてしまうのでこのへんで。笑
そして最後に、火曜の22時にこの投稿をしたのは、
そういうことです。
おしまい
2019春ドラマ
書きたくてウズウズしてました
春ドラマです。
事前にどんなの観るかという記事も書こうとしてましたが、あんまりピンときてなかったのでわくわくした記事書けなそうでやめてしまったのでした。
今は数話観て、何となくどう向き合っていこうかという方向性が見えてきたので、よーし書くぞー!と。
前の時みたいに一話一話やるのは結構しんどいし、ブログが続かなくなる要因なので、中間報告的な感じでお送りします。
まずは春ドラマ一覧。
毎度毎度思いますが凄い量ですよね。。
ちゃんと数えたことないけど、昔からこんなに1シーズンにドラマあったっけ?
・・ということもあり、ドラマを観る時にいつも心がけているのが、
「自分には時間がない」って考える事。
時間が無限にあるなら全部付き合って観るのだけど、そうは言ってられない。
人生には大事な事がそれぞれに沢山あるわけで。
だから、いまの時代は、取捨選択が大事になっていると凄く思うし、どれを選ぶか、という、この選ぶプロセスそのものがおもしろみのあるものになっていると思うのです。
そこにひとがもっている価値観はどうしてもあらわれるものなので。
当ブログではそういう同じ思いを抱かれているだろう皆様と、「ドラマを観る」という行為を最大限楽しみたい、という想いでドラマ記事を書いておりましたし、今後もそういう目線を持ちながら書いていきます。
そんなような前置きはさておき、
事前に自分がざっくりセレクトした作品は、
・やすらぎの刻
・わたし、定時で帰ります。
・東京独身男子
・俺のスカート、どこ行った?
・あなたの番です
でした。
そして、なんとなく中間報告として、さらに絞られたのが、以下です↓
・やすらぎの刻
「やすらぎの郷」を全部観たので流れで、というのもあるけど、まったく惰性でなんて観ておりません。素晴らしいドラマだなぁと思って観ています。
基本まとめて2、3話を一気に見る感じで、それがオススメではあり。
否定する訳じゃないのだけど、個人的にはシルバードラマという呼び方をするのはもったいないとも思う。普通に全人類が観たらいいのに、と思えるステキドラマに感じる。
人生のピークはメディアが決めるものじゃないと思っている。今の時代もメディアは「若くて輝かしい何がしか」をフィーチャーしたがっているように感じる。それが未来を担う力を持つからだろうし、数字ももっているからだろうけど、なんだかお年寄りを無力なものとして、そこにいるのに、いないものかのようにメインストリームから蔑ろにしてないか?て思うこともある。(昔はもっとお年寄りに話を聞くような番組とかもあったんじゃないかとか思うのだけど・・)
このドラマの登場人物たちは、歳はとっているが、ただ、歳をとっているだけ。あとは元気そのもの。面白い人たちが沢山そこにいる。
また、人生の先輩たちが日々何を考えて過ごされているのか、自分は結構気になっていて。
例えば先月ご逝去されてしまった小池一夫さんのツイート等は毎日のように観ていて、「人生の先輩のお言葉」として、もし同じ内容だったとしても、普段の生活で出会う年上の人から直接聞くよりも言葉を受け取り易いと感じていた。
そういう風に、分断されてしまいがちな、上の世代の方々との接点というのを、このドラマはどこか自分にもたらしてくれてるように思う。
まちがいなく今回も全部見届けます。倉本聰さん本当凄いと思う。
・わたし、定時で帰ります。
観ていてのリアルな体感として、「あー早く帰ろう」って思えたので、これはいいドラマだと思う。笑
ただ、いきなり失礼なことを書くけど、吉高由里子と「仕事ができる女性」というイメージは元々結びついてなくて。
まわりが残業してる中で定時帰りする位の感じで仕事終わらせるのってかなりレベルが高いものに思えて、
ある種「家売るオンナ」の三軒家チーフ的なスーパーさが要求されることに思う。
だから、彼女とそのスーパーさが結びついてなくて、当初は何だか絵空事感がすごかった。彼女が何故仕事を終わらせられるのか、という点での現実味がない。皆それをやりたい。やりたいけどできないから悩んでるのになって。
しかも舞台が広告会社というところがまた現実味がない。笑
まぁそこはツッコミ過ぎないようにして、そこ以外はとっても感情移入しながら観進めてきた。
個別の話では、4話が一番ぐっときた。
感動する話、というよりは、このドラマの「定時帰り」というテーマと、吾妻のキャラクターとのバランスを鑑みると、
一気に全てが思い通りに変わってしまう、というよりも、徐々に仕事のやり方とか工夫で定時に終えられるよう変わっていける兆しが見えて、しかも人生を豊かにできるようなコーヒーとの小さな、だけど大きな出会いもあったよ、くらいのこの落とし所ぐらいが絶妙に感じた。
何といっても柄本時生が素晴らしかった。全ての演技が違和感なく入ってきた。吾妻の今後の活躍も期待しちゃった。
あと派遣デザイナーのコの主張しない絶妙なエロさにはびっくりした。ありゃキン肉マンたちでなくともふいに誘惑されてしまう。すごい(あれ、何の話だっけ
最新話でのお父さんと結衣、お父さんとお母さんがわかりあうシーンはふつうに泣いた。
最後まで安心して観れるだろうドラマ。期待しています。
・東京独身男子
実は最初はこのドラマ、数話観てやめるだろうと思っていた。
のだけど、今では今期で一番好きかもしれない。
なぜなら、このドラマは観れば観るほど最愛のドラマのひとつ、「フレンズ」であるから。
BGMではシャレオツなクラブジャズな音楽が聴こえているけども、頭のなかでは「I'll be there for you」が流れんばかりにフレンズである。
せっかくだから流しておこう。
The Rembrandts- I'll be there for you (official video)
彼らは本来なら勝ち組でいるはずの男子たち。
だけど、色々あってうまくいかない。
それが自分の問題かもしれないし社会問題かもしれないけど、まぁなににせよとにかくうまくいかない。ときにおもいっきりケンカしたりもする。
でも根っこでは3人お互いの事を思い合ってる。それがいろんなエピソードでにじみ出るような形で描写される。
アパートではなくてハイグレードなマンションであるけど、モニカやレイチェル、フィービーがいないけど、これはいまの日本におけるひとつのたしかな「フレンズ」だ。
よくぞこのドラマを「東京独身男子」というタイトルにしてくれた。
フレンズ的なものを最初から匂わされていたら、自分はこのドラマを観れなかったかもしれない。。
「大好きな一生くん主演で今どきの勝ち組独身男子の話?」て、ちょっと別の角度から引き込んでくれたおかげで自分は今このドラマをめちゃくちゃ楽しんでいる。
個人的に大好きなのは岩倉さん。この人物凄く真人間だと思う。こういう人が友達にいてくれたら、皆嬉しいだろうな。
・俺のスカート、どこ行った?
事前で一番期待していたのはこの作品でした。
数話観て、「物申す系」ドラマとして、いい感じに魅力を発揮していると思う。
古田新太さんはナイス。とにかくナイス。あの家族全員面白い。
生徒役さんたちも記憶に残る演技をしている。
特筆すべきは白石麻衣か。服装や表情や台詞から醸し出されるエロさと、なんだか支離滅裂な感じがよくわからない魅力になってしまっている。保健室の先生よりエロいっていうのはバランスとしてどうかと思ってしまったけども。笑
個人的な好みとしては、副担任の桐山漣とのエピソードが要所にあったりするといいな。立ち位置的に副担任て、原田の近くで色々なものを観ていて一番感化されておかしくないポジションなのだから。
薄々感じている方もいるかもですが、「伝説の教師」の松ちゃんと中居君みたいな感じを思い浮かべて↑を想像していたのでした。
今後もまだ色々展開ありそうでいい感じです。
以上。
はいそうです、「あなたの番です」は脱落しました。
どんなに大好きな田中圭、原田知世が出ていようが、他にも魅力的過ぎる共演者たちでこのドラマが彩られていようが、テーマに賛同できないので1話で脱落。。
交換殺人なんてものを面白がって眺めている自分が気持ち悪くて嫌なので、最終的な結論としてどんなどんでん返しによって「いい話」がもたらされるとしたって、これを観ていてはだめだ、て思ったのでした。
面白いものをつくりたい、ていう気持ちは凄く賛同するけど、でも手段としてこれはどうなんだろう。
観る側として、そこの手段のところは選別できるようでありたいな、て思った。
といったところで春ドラの中間報告、終了です。
個別の話もまた書けたら書きます。
でもつい最近観た「タクシードライバー」の事のほうが書きたいなとか思うのでまずはそのあたりからかなとか。
はたまた、週末やっと「コンフィデンスマンJP」を観に行けるのでそちらかも、、
などなど、この先も面白いものを見続け、綴る旅はいい感じに続いていきそう。
ではまた♪
Fin.
「コンフィデンスマンJP」とヒゲダン
ヒゲダン旋風吹いてる吹いてる
当ブログに来られる方で、結構バッドフォーミーの時の記事経由の方が多いのです。
前回記事はこちら↓
あれから周りの人でも結構ヒゲダン好きな人が増えまして。
特に女性ファンすごく多いように思います。
音楽をやってる人でも好きな人は結構多いかな。
そんなこんななこともあって、久々にヒゲダンの事を書きます。
、、とその前に、、
「コンフィデンスマンJP」のことを。
去年のドラマで3本の指に入ると思う傑作「コンフィデンスマンJP」。
この作品のことをちゃんと記事にしたかったのだけど、当時別所で詳しく書いてしまってたので、書けずというやつでした。
来月公開の映画版の主題歌もヒゲダンということでここは記事書かねばという事なのです。
映画の公式サイトを貼っておきましょ↓confidenceman-movie.com
改めてコンフィデンスマンJPの魅力は、ざっくり言うと、
・主人公三人の面白さ
三人組だったり、ルパン一味と共通する点が多いという声の多い3人。特に多くの人が惹かれているのは、彼らの自由さだと思うのです。仕事に縛られず、楽しそうに生きていて、そこがこの作品の大きな魅力でしょう。また、彼らの素性や真意がまったく明らかにされないのもすごく大事なポイント。見事なチューニング。
・敢えての荒唐無稽
詐欺を題材にしているだけあって、これを突き詰めるともっとエグい裏切りやら殺人やら必ず出てきます。それだと笑えなくなってしまい、コメディとして成立できなくなってしまうので、そういった事はなるべく排除していたのだと思われます。
・悪役が魅力的
もうとにかく出てきた悪役ゲストの皆さんが全て素晴らしい。このドラマの成功は悪役の方々の素晴らしい仕事あってこそでした。名前を挙げると、江口洋介、吉瀬美智子、石黒賢、佐野史郎、かたせ梨乃、ウッチャン、竜雷太、小池徹平、佐藤隆太。皆素晴らしかったです。
・ニセモノ:ホンモノの構図
詐欺がテーマなだけにこのテーマがよく出てきます。
ドラマ「anone」や映画「万引き家族」が描いていたホンモノの家族とは、というようなテーマだった7話を始め、この構図がこの作品の大きな魅力だったと思うのです。
・最後は全部笑って吹き飛ばす
荒唐無稽のところでも書きましたが、最後、「一体なんだったんだろう、これ。でも面白かったな」て思えるのってエンタメの極みだと思うのです。
この詐欺というテーマで観終えたあと複雑な気分にならないでいられるのって、結構凄いことだと思います。
そのあたり、脚本の古沢さんご自身で語られているので、詳しく読みたい方は↓に。
そしてヒゲダン。
ドラマ版に引き続きでテーマソングを担当ですね♪
そのテーマソング『Pretender』、オフィシャル情報です。
♪MVもUPされました♪
演奏している場所、かっこいい。
「東方電影院」というのは香港?にある映画館?のようですね。
歌詞をすこーし。Bメロで、
もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
もっと違う性格で もっと違う価値観で
愛を伝えられたらいいな
そう願っても無駄だから
が何となく意味深に聴こえる。
バッドフォーミーの時に素敵だなと思ったのは、ドラマの展開に合わせて後半部の歌詞を伏せていたことだったのだけど、今回は何となく映画の展開を匂わせているような。
(映画観る時のためにあんまり深く考えないほうがいいかしら。笑)
映画抜きで考えても、いいラブソング。グッとくる恋愛の歌詞書くの本当うまいなと思う。まったくチープさがなくて好き。
そしてもうCDの予約は始まってます。
Amazon派はこちらをどぞ↓
【メーカー特典あり】Pretender(初回限定盤)(オリジナルA5クリアファイル付き)
- アーティスト: Official髭男dism
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
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さらにさらにDVD収録予定の映像を先出ししてるのでこちらもどぞ♪
♪115万キロのフィルム♪
この曲大好きなのでもう観れてしまって嬉しいような、観る時の楽しみが減って寂しいような。笑
兎にも角にも、いや~楽しみですにゃ、映画もCDのリリースも♪
Fin.
ぼくりりの引退の本人解説
まえがき的な・・
もうずいぶん前の記事を扱うのは、タイミングを逃してのお蔵入り記事だからなのです。笑
だけど、ほぼほぼ書き終えていたし、やっぱりちゃんと残しておこうということでこんなタイミングでUPです。
てな訳でコチラを↓
読んだら結構衝撃的な内容で面白く、別の意味で彼を見直した。
アドラー心理学の教科書のようなお話なので、興味ある方はそういう観点で読んでもいいと思う。
なのだけど、そういう方々とは残念ながら世界観や求めるものが違うような事が最近わかってきている。
SUITS 10話&最終話 2018/12/10 & 2018/12/17
今更感その2・・笑
何の関係もまったくないのですが、ホワイトデーにしれっと更新してみます。笑
SUITS。
この作品は好きなのだけど、好きゆえに気になることがなんだか多くて。
(例えば、好きな人の不得意なものって凄く目に付きませんか? 絵が下手とか、字が下手とか、料理が下手とか、なんだか凄く気になっちゃう。どうにかしてあげられるならしたい。そういうふうな感じです。笑)
これまでもその気になるところをベースに感想を書いてたのだけど、今回も基本路線はそういう見方で行こうかなと。
てことで、
SUITS 10話&最終回です。
■10話
まず、10話のピックアップを。
・姉妹の相続争い
与謝野ホールディングス社長の、ふたりの娘に公平に資産を分配するよう遺言状を作成したいという案件。異母姉妹の姉・藤代(町田マリー)と、妹・雛子(本仮屋ユイカ)は犬猿の仲というのだけど、、
この配役の時点でどちらが勝つ話なのかオチが見えてしまう、と思った。。笑
のだけど、もう色んなどんでん返しがあって、ややこしい話に。
雛子は雛子でアパレル部門を手にできたけど、スタートから借金にまみれることになり、藤代の復讐は達成されるという。
結局この姉妹の仲違いを解消しないままであるのが、ちょっと"らしくない"というか。自分がこのドラマで観てきた個別案件の結末としては少しもやもや。
・↑の勝ち負けの問題と、甲斐の激昂
ファームに残るために蟹江と競っていた大輔。そしてあらゆる手を使ってくる蟹江。
結果大輔は負けて、自暴自棄になるのだけど、この二人のやりとりを観ていた甲斐が激昂する。
「不正をした人間が自分を正当化するな」
と、珍しく声を荒げる。
これはのちへの伏線で、甲斐の自分へのメッセージであることもわかるのだけど、この声を荒げる織田裕二が、青島好きとしては観てていい意味でゾクっときたという・・笑
・大輔の、聖澤へのもう自分に構わないでほしい発言
前段の状況もあって自暴自棄になっていたとはいえ、こういう発言をやっと仲良くなったばかりの聖澤さんに簡単に言い放つあたりが自分の大輔への苦手意識をまた煽ってくる。大輔は頭がいいようで悪い、というか精神的に未成熟。頭はいいけど心は子供って感じ。
・やっと甲斐の正義にまつわる話が・・!という終わり方
10話の最後は「冤罪」というキーワードで終わる。ここまで余り明らかにされてこなかった、甲斐の正義 にまつわる話がやっと聞けるのか、という期待感で終わった。
ざーっくりいうとこんな感じかなと。
■最終話
そして、最終話。
・13年前に起きた女子高生殺人事件
冤罪で捕まったのは被害者の彼氏だった男性。
真犯人は、時間内に物語を収める都合上もあるのだろうけど、こんなわかりやすい真犯人いるのか、てくらいわかりやすい話だった。
そして犯行の供述の取り方にはビビった。。まさかの脅しという。
ブラックにはブラックをっていうこと?
よく日本の、しかも月9でこんな展開したなとか思ってしまった。
これまで大輔の足を引っ張り続けてきたあの兄の見せ場にはなったけど、なんだかもやもやーっとしてしまう。
・甲斐の人間性を疑うシーン
前回10話であんなに真剣に救いたい、という意志を示したその相手を前にしてあの高圧的な態度というのは凡人の自分には一見意味がわからなかった。。
わからなかったけど、わからないなりに考えると、
甲斐は冤罪で捕まった人への罪悪感ベースで動いたというよりは、自分のキャリアの中で許せない汚点のようなものとして、彼の正義に反する対象としてこの案件と向き合っていたのではないか、ということ。
それならば、ある程度整合性はとれるかなと。
・上白石萌音演じる春香
今回が"デビュー戦"の検事春香。
この春香がなかなか印象に残るキャラクターであった。
甲斐の面談時間のスタートを過ぎても、「レストからのショートカバーか・・」とFX?か何かをやっているところから始まるふざけっぷりは要領よい今の若者らしさの象徴として置いたシーンかなと思っていて。
でもこれが最後には自分の正義を示す若者。イイ。
最初は「こんな正義感ある人間がFXで面談の時間忘れるか?」とか思ったけど、
まぁそれも「若者らしさ」とか考えると、それはそれでリアルでもあるってことなのかな?というところで、逆にプラスに捉えておこうかなと思ったり。
・甲斐とチカの会話→チカの「考えてるわよ」
冤罪の件で検察と戦う事になり、契約を解除しようとするクライアントがいるという話をチカと甲斐でしているシーン。
(チカ)彼らは冤罪の重みを理解してない。そんなクライアントこっちから願い下げよ。必ず勝って。
(甲斐)そのつもりです。
(チカ)それと もう一つ。
(甲斐)玉井のことですか?
(チカ)許してあげて。
(甲斐)そうしたい。でも 難しい。
(チカ)
簡単よ。
考えてみて。
彼女なしの人生を。
(甲斐)分かった。
(チカ)何が?
(甲斐)そうやって いつも 俺を許してる。
(チカ)あなたの場合はそんな簡単じゃないわ。
(甲斐)考えてみて。
(→甲斐からの皮肉を込めてのお返し)
(チカ)考えてるわよ。
毎日 うんざりするほど。
・・あれれ?て思いましたよね。
ここがこのドラマで一番いいシーンだったかもしれない。
チカが甲斐を買っているのも、超法規的に庇ったりするのも、そういうことか、となると、最後の最後で色々な前提が変わるという。
そしておそろしいな、権力者というものは・・。笑
・ラストシーンは好き
聖澤の笑顔からの甲斐と大輔。
ここが構図・カットとして好きだった。
あと、「一生分遊んで来い」っていうのはこのご時世、なかなか言える台詞じゃないなと思っていて、そこになんかある種の「フジテレビ感」を感じてなんだかニヤリとしてみたり。
■全体的な総括
・どうしても薄っぺらく感じてしまう
過去の感想でも述べてきた事なので、何度も書くのは野暮なのだけど、ノリとしては色々薄っぺらいと思う。
特に若者トライアングル恋愛の薄っぺらさは、「皆それでいいの!?」て思っちゃうような軽さに感じた。
(↑にいいと書いておいてなんなのだけど、)ラストシーンも、ただ嬉しそうにする聖澤さんのうしろで、あくまでオトコ側の視点として、甲斐から大輔への「本気なんだろ?」という言葉の投げかけだけがあり、聖澤さんの心情描写が無いので、聖澤さんは本当に幸せになれるのか?とか考えてしまうようなところもある。
他にも、事件を盛り上げるため、ドラマを盛り上げるために用意されたように見受けられてしまいかねないような展開もちらほらとあるように感じた。
その筆頭となるのが、↓の、
・甲斐はどこまでわかっているのか問題
やっぱりこれももう一度書かないといけない。甲斐にはどこまでが見えていて、どこまでが予想外なのかというところのラインが不明におもう。
今回の事件や大輔の弁護士としてやっていけるかどうかの結末も、予想通りだったのか結果オーライだったのか。その辺のリアクションの描写が記憶に残っていない。
いっぽうで、不正の証拠となる資料をわざわざあんなことして発見するのも、甲斐ならうすうす感づいていたようにも思えるし、確信犯的に感じる点もある。
そういう描き方は、ストーリーとしての面白さは伝わるは伝わるけど、甲斐にフォーカスしたときにひとりの人間としての一貫性がとてもわかりづらい。ストーリーや展開に合わせて甲斐の人格や振る舞いが都度修正されているような、そんなような印象があった。
それによって、甲斐がただのギャンブラーなのか、全てをわかっていた凄いヤツだったのか、が判別できない。なので人物としての評価がなかなかしづらい。
・織田裕二
主演織田裕二はするべき仕事をしたと感じている。個人的には織田裕二を観るというか愛でるというか、そういうドラマであった。
この人の画になり具合はやはり半端じゃない。
舘ひろし等を観ていても感じるようなダンディズムというか、まぁ何度も言うけど、"画になる"のである。この画力(えぢから)は図抜けていた。
ここでは唐沢寿明にとっての秋津のように、織田裕二にとっての甲斐がどこまでハマリ役だったかを書きたかったのだけど、↑のとおり、甲斐の人物像がやや掴めないというのがあって、書きづらく。。
強いていうのであれば、織田裕二が演じた事で説得力はあったけど、織田裕二とお似合いに感じるかというと、ちょっと疑問符、というのが今も思っているところか。
人によっては誤解を与えかねない、だけど凄いヤツ。という捉え方をするなら似合ってはいるかなと。その辺り、人によって受け取り方は違っていると思う。
もしもここまで書いてきたツッコミポイントみたいなところも内包した、全てを受け手に委ねるようにつくってあって、全部が計算通りだというのであれば、これはこれで素晴らしい事だと思う。
・平均視聴率は2018年の月9最高記録だった
ちなみに数字はというと10.7%。
もうこのご時世、視聴率は何かの指標に使うにもあんまり参考にならないのだけど、大事なのは相対的な数字のとり方。
月9自体が求心力を失っていて、その中では人気があったというところは拾っておきたい。
この素敵なキャストを揃えても10%か、、という気持ちも自分にはあり。
■謎
・幸村・上杉法律事務所の上杉とは?
本家SUITSの法律事務所も「ピアソン・ハードマン」という二つの名前を組み合わせたもの。
ハードマンは昔に事務所から追い出された共同経営者だったのだそうな。
そのあたり設定は本家のをそのままということか。
ちなみに、上杉幸村というのは、もしかして、上杉景勝と真田幸村の意味なのではないかと思われ。上杉景勝は捕虜・人質として送られてきた真田幸村の才能を見出して武将として迎えたという人物。
上杉と幸村の関係性というのも、そんなような関係性だったということかしら?
深読みしすぎ?笑
・キャラメルなんなの?
本当よくわからなかった。本家SUITSにもキャラメルは出てこなかったと思う。
たまと甲斐でイチャイチャしてるように見えてしまったケンカのシーンで出てきた、「ついに引き当ててしまった」みたいなリアクションは何だったんだろう。どこかで解説されてたのかもしれないけど、正直まったく覚えていない。。
・続編示唆?
↑のような伏線の回収されない具合が続編を匂わせているとの見方も。
あるのかしら、セカンドシーズン。
・・といったところでそろそろ終わりにしようと思う。
2018年ももうだいぶ遠のいてしまったなぁ。
もう平成終わる・・
正直、残り2作品にこのボリューム感で書ける気がしない・・笑
ただ、いいドラマだったなぁという想いはちゃんと残ってるので、よきときに。
また今季のドラマも本当は書きたいしなぁ・・特にアタル。
そのあたり、乞うご期待?であります。
Fin.