つれづれぐさ

つれづれなるままに。

コタキ兄弟と四苦八苦 第1話

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~公式サイトより~
久々にドラマ記事を

大好きな野木亜紀子さんの脚本というだけでもう書くことを決めていました。

テレビ東京ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」の第1話のレビュー。

 

オフィシャルサイト

www.tv-tokyo.co.jp

https://www.tv-tokyo.co.jp/kotaki/ 

 

30分番組のドラマです。

野木さんがテレ東のドラマやるのは初めてではないかしら。

 

古館寛治×滝藤賢一の古滝でコタキってことですかね。

(意外ともうひとつミーニングあったりして。)

 

冒頭

茶店の店員をやっている芳根ちゃんがかわいい。

バールで背中かいてみたりするのかわいい。

 

のっけから兄の行動が謎でちょっと不穏。

茶店→家で一日も終えていないのに日記→ 現代用語辞典を音読・・。

 

押し入れを開けたら人が出てきて観てて「おわっ、、」て思った。

なのにも関わらず受け流し方もシュールで、なんならやっぱり不穏だし。。

そしたら、弟らしいことがわかって。事故ってきたらしいこともわかって。

 

クドカン登場

道に寝ていて、

「意識とは誰の意識なんでしょう・・」

と語りだすクドカンに、

「頭を打ってんな」 

 と食い気味で遮る弟。

このシーンで、「寝ているのに誰にも声かけられなくて寂しかった」みたいな話をしているのが少しささる。

男は村田と名乗り、「レンタルおやじ」という事業をしているという。

村田は病院にいくので、自分の代わりに女性と会って話を聞いて欲しい、という。

 
市川実日子登場 

村田の頼みをきいて駅へいって女性と会うなり、弟は逃げる。

兄が声をかけると女性は顔から血を流している。。

どうやらこの作品はこういうびっくりさすのをちょいちょいかますよ、ってことなんだろうなとここで認識した。

 

喫茶シャバダバ

さっちゃん(芳根ちゃん)の挙動が色々よい。

「いらっしゃい、、ませー」とか、

誤解したまま話を進めていく感じとか、

あと、バールを構えてみたり。

 

注文

血を流しながら、甘いものをオーダーする女性と、コーヒーを頼む兄。

戻ってきた弟がレスカ(レモンスカッシュ)を頼み、

さ::お会計は?

弟:一緒で

女性:別で

兄と女性のお会計に便乗しようとする弟。

  

離婚届

離婚届の証人欄に名前住所等を書くのを嫌がる兄。

女:お兄さん心配性?

弟:昔授業のノートを友達に貸すのにいちいち借用書書かせて拇印を押させてた

女:えぇぇ

弟:好きな女の子にも

女:それはモテないねぇ

兄:モテるとかモテないとかどうだっていいでしょう。好きな子だけ区別したら不平等じゃないですか・

弟:兄貴から誰もノート借りなくなった

女:わたしも借りたくない・・

コミカルな会話劇。ここの会話好き。

 

死ね

自然に口をついた。死ね。死ね。死ね。

一度口に出したら止まらなくて、、まっ黒いものが。

それなら、殺してしまうよりは、なんだってましだと思いませんか?

一刻もあの人と同じ苗字でいたくない。

顔も観たくない。二度と会いたくないの。

わたしはきょう、これを出すの。

このお話の一番大事なところ。ものすごくささる。

この話を遠目で聞いていた弟が身を乗り出してきて、代わりに証人欄に名前等を書く。

 

お会計
さ:ミルクティーとコーヒーと、、

とお会計を確認をするさっちゃんに、

女:ミルクティーとレスカで

と返す女性。

文学的ですね。

このやりとりに女性の気持ちが乗っている。

 

スズキとイサキ

離婚届に書いてあった名前を観ていた弟。

女性は鈴木さんという苗字で、旧姓がイサキ(伊佐木?)であったことがわかる。

「スズキをイサキに戻してやんなきゃ。」という台詞が残る。

敢えて片仮名にしたのは、魚のスズキとイサキを連想したから。

イサキはスズキ目で、スズキの仲間なのだけど、

スズキじゃないのよ、イサキなのよ、まちがえないでねっていうのを強調する意味でつけたのかなぁ。

・・という深読み。笑

 

離婚届その2

弟も離婚届をもっていた。。

弟:他人の離婚届ならサインできんだけどなぁ、、はっはっはっ、、・・・どうしよう。。

兄:知らないよ!

 おあとがよろしいようで、、な終わり方。

 

怨憎会苦

恨み憎む相手と会う苦しみ。という意味だそうな。

現代っぽいテーマですね。

 

という感じで第1話はおわり。

あー、書いててもたのしかった。

 

※離婚届の証人代行について 

ちなみに、離婚届の証人代行サービス自体は、ネットを検索すると行政書士事務所とかのページなど、結構出てくる。

だけど、おそらくイサキさんはそんなことを調べる余裕などなく、たまたま目についた「レンタルおやじ」のサービスを利用したのではないか、というのが自分の考察。

それだけ、「きょう、離婚届を出す」という彼女の意思の強さのあらわれだったんじゃないかなと。

 

スターダストレビューによるEDテーマ

いいですねぇ、雰囲気あります。
columbia.jp

スタレビ、好きなんです。

www.youtube.com

この曲とか大好きです。

小田和正さんの「クリ約」で好きになりました。

 

この先もワクワク

既に明らかになっている出演者さんたち↓

小林薫さんとかめっちゃ気になります。

どんな話が待ち受けているんだろう。

(っていうか、もう2話観たけど。次いつ書こう・・笑)

 

おしまい