2019春ドラマ
書きたくてウズウズしてました
春ドラマです。
事前にどんなの観るかという記事も書こうとしてましたが、あんまりピンときてなかったのでわくわくした記事書けなそうでやめてしまったのでした。
今は数話観て、何となくどう向き合っていこうかという方向性が見えてきたので、よーし書くぞー!と。
前の時みたいに一話一話やるのは結構しんどいし、ブログが続かなくなる要因なので、中間報告的な感じでお送りします。
まずは春ドラマ一覧。
毎度毎度思いますが凄い量ですよね。。
ちゃんと数えたことないけど、昔からこんなに1シーズンにドラマあったっけ?
・・ということもあり、ドラマを観る時にいつも心がけているのが、
「自分には時間がない」って考える事。
時間が無限にあるなら全部付き合って観るのだけど、そうは言ってられない。
人生には大事な事がそれぞれに沢山あるわけで。
だから、いまの時代は、取捨選択が大事になっていると凄く思うし、どれを選ぶか、という、この選ぶプロセスそのものがおもしろみのあるものになっていると思うのです。
そこにひとがもっている価値観はどうしてもあらわれるものなので。
当ブログではそういう同じ思いを抱かれているだろう皆様と、「ドラマを観る」という行為を最大限楽しみたい、という想いでドラマ記事を書いておりましたし、今後もそういう目線を持ちながら書いていきます。
そんなような前置きはさておき、
事前に自分がざっくりセレクトした作品は、
・やすらぎの刻
・わたし、定時で帰ります。
・東京独身男子
・俺のスカート、どこ行った?
・あなたの番です
でした。
そして、なんとなく中間報告として、さらに絞られたのが、以下です↓
・やすらぎの刻
「やすらぎの郷」を全部観たので流れで、というのもあるけど、まったく惰性でなんて観ておりません。素晴らしいドラマだなぁと思って観ています。
基本まとめて2、3話を一気に見る感じで、それがオススメではあり。
否定する訳じゃないのだけど、個人的にはシルバードラマという呼び方をするのはもったいないとも思う。普通に全人類が観たらいいのに、と思えるステキドラマに感じる。
人生のピークはメディアが決めるものじゃないと思っている。今の時代もメディアは「若くて輝かしい何がしか」をフィーチャーしたがっているように感じる。それが未来を担う力を持つからだろうし、数字ももっているからだろうけど、なんだかお年寄りを無力なものとして、そこにいるのに、いないものかのようにメインストリームから蔑ろにしてないか?て思うこともある。(昔はもっとお年寄りに話を聞くような番組とかもあったんじゃないかとか思うのだけど・・)
このドラマの登場人物たちは、歳はとっているが、ただ、歳をとっているだけ。あとは元気そのもの。面白い人たちが沢山そこにいる。
また、人生の先輩たちが日々何を考えて過ごされているのか、自分は結構気になっていて。
例えば先月ご逝去されてしまった小池一夫さんのツイート等は毎日のように観ていて、「人生の先輩のお言葉」として、もし同じ内容だったとしても、普段の生活で出会う年上の人から直接聞くよりも言葉を受け取り易いと感じていた。
そういう風に、分断されてしまいがちな、上の世代の方々との接点というのを、このドラマはどこか自分にもたらしてくれてるように思う。
まちがいなく今回も全部見届けます。倉本聰さん本当凄いと思う。
・わたし、定時で帰ります。
観ていてのリアルな体感として、「あー早く帰ろう」って思えたので、これはいいドラマだと思う。笑
ただ、いきなり失礼なことを書くけど、吉高由里子と「仕事ができる女性」というイメージは元々結びついてなくて。
まわりが残業してる中で定時帰りする位の感じで仕事終わらせるのってかなりレベルが高いものに思えて、
ある種「家売るオンナ」の三軒家チーフ的なスーパーさが要求されることに思う。
だから、彼女とそのスーパーさが結びついてなくて、当初は何だか絵空事感がすごかった。彼女が何故仕事を終わらせられるのか、という点での現実味がない。皆それをやりたい。やりたいけどできないから悩んでるのになって。
しかも舞台が広告会社というところがまた現実味がない。笑
まぁそこはツッコミ過ぎないようにして、そこ以外はとっても感情移入しながら観進めてきた。
個別の話では、4話が一番ぐっときた。
感動する話、というよりは、このドラマの「定時帰り」というテーマと、吾妻のキャラクターとのバランスを鑑みると、
一気に全てが思い通りに変わってしまう、というよりも、徐々に仕事のやり方とか工夫で定時に終えられるよう変わっていける兆しが見えて、しかも人生を豊かにできるようなコーヒーとの小さな、だけど大きな出会いもあったよ、くらいのこの落とし所ぐらいが絶妙に感じた。
何といっても柄本時生が素晴らしかった。全ての演技が違和感なく入ってきた。吾妻の今後の活躍も期待しちゃった。
あと派遣デザイナーのコの主張しない絶妙なエロさにはびっくりした。ありゃキン肉マンたちでなくともふいに誘惑されてしまう。すごい(あれ、何の話だっけ
最新話でのお父さんと結衣、お父さんとお母さんがわかりあうシーンはふつうに泣いた。
最後まで安心して観れるだろうドラマ。期待しています。
・東京独身男子
実は最初はこのドラマ、数話観てやめるだろうと思っていた。
のだけど、今では今期で一番好きかもしれない。
なぜなら、このドラマは観れば観るほど最愛のドラマのひとつ、「フレンズ」であるから。
BGMではシャレオツなクラブジャズな音楽が聴こえているけども、頭のなかでは「I'll be there for you」が流れんばかりにフレンズである。
せっかくだから流しておこう。
The Rembrandts- I'll be there for you (official video)
彼らは本来なら勝ち組でいるはずの男子たち。
だけど、色々あってうまくいかない。
それが自分の問題かもしれないし社会問題かもしれないけど、まぁなににせよとにかくうまくいかない。ときにおもいっきりケンカしたりもする。
でも根っこでは3人お互いの事を思い合ってる。それがいろんなエピソードでにじみ出るような形で描写される。
アパートではなくてハイグレードなマンションであるけど、モニカやレイチェル、フィービーがいないけど、これはいまの日本におけるひとつのたしかな「フレンズ」だ。
よくぞこのドラマを「東京独身男子」というタイトルにしてくれた。
フレンズ的なものを最初から匂わされていたら、自分はこのドラマを観れなかったかもしれない。。
「大好きな一生くん主演で今どきの勝ち組独身男子の話?」て、ちょっと別の角度から引き込んでくれたおかげで自分は今このドラマをめちゃくちゃ楽しんでいる。
個人的に大好きなのは岩倉さん。この人物凄く真人間だと思う。こういう人が友達にいてくれたら、皆嬉しいだろうな。
・俺のスカート、どこ行った?
事前で一番期待していたのはこの作品でした。
数話観て、「物申す系」ドラマとして、いい感じに魅力を発揮していると思う。
古田新太さんはナイス。とにかくナイス。あの家族全員面白い。
生徒役さんたちも記憶に残る演技をしている。
特筆すべきは白石麻衣か。服装や表情や台詞から醸し出されるエロさと、なんだか支離滅裂な感じがよくわからない魅力になってしまっている。保健室の先生よりエロいっていうのはバランスとしてどうかと思ってしまったけども。笑
個人的な好みとしては、副担任の桐山漣とのエピソードが要所にあったりするといいな。立ち位置的に副担任て、原田の近くで色々なものを観ていて一番感化されておかしくないポジションなのだから。
薄々感じている方もいるかもですが、「伝説の教師」の松ちゃんと中居君みたいな感じを思い浮かべて↑を想像していたのでした。
今後もまだ色々展開ありそうでいい感じです。
以上。
はいそうです、「あなたの番です」は脱落しました。
どんなに大好きな田中圭、原田知世が出ていようが、他にも魅力的過ぎる共演者たちでこのドラマが彩られていようが、テーマに賛同できないので1話で脱落。。
交換殺人なんてものを面白がって眺めている自分が気持ち悪くて嫌なので、最終的な結論としてどんなどんでん返しによって「いい話」がもたらされるとしたって、これを観ていてはだめだ、て思ったのでした。
面白いものをつくりたい、ていう気持ちは凄く賛同するけど、でも手段としてこれはどうなんだろう。
観る側として、そこの手段のところは選別できるようでありたいな、て思った。
といったところで春ドラの中間報告、終了です。
個別の話もまた書けたら書きます。
でもつい最近観た「タクシードライバー」の事のほうが書きたいなとか思うのでまずはそのあたりからかなとか。
はたまた、週末やっと「コンフィデンスマンJP」を観に行けるのでそちらかも、、
などなど、この先も面白いものを見続け、綴る旅はいい感じに続いていきそう。
ではまた♪
Fin.