つれづれぐさ

つれづれなるままに。

続2018秋ドラ(11/26-12/2の週)

ちょい遅れ気味ですが・・><

今週もやります。

今回は、けもなれが1番好きかも。

自分の書く文章にもそのあたり反映されてます。まぁ単純にペース配分ですけども。

各ドラマ、波があって、それが波状攻撃的にやってくるので面白くて。

これはもう完全にポートフォリオ

1作品に全力BETするのもおもろいけど、余力があるのならドラマは複数並行がオススメ。横の繋がりとか、"時代の空気"みたいなものが見えたりもするし。

 

僕らは奇跡でできている 8話

前回強めに掘ったので今回はゆるめに。

・8話は山田さんがどうして家政婦になったか、の回

確かにこれは、7話の虹一くんとお母さんの回を観ていなかったら、唐突に感じただろうし、逆にいうと、7話があったため、会話のみで語られる山田さんの過去の話はすこ~し薄く感じちゃったかも。

戸田さんの喋りなのでまっったく問題なく聞けたし、それに対して一輝がまた予想のつかないリアクションをするので面白いシーンではあったのだけど。

これは、7話を前フリにして、一輝と山田さんの場合はどう着地するのかというところが見どころという風に捉えようかなというところ。

 

・育美が山田さんに料理を習う

料理教室はやめて、山田さんに料理を習うことにした育美。

ここでも顕著に山田さんは育美と一輝に介入しようとする。今の時代だとこういう"おせっかい"は疎まれるものだと思うのだけど、なんだか山田さんの肩を持ちたくなってしまう。"いいおせっかい"というものも世の中にはあるんじゃないかとずっと思ってる。

余談だけど、山田さんのお弁当がInstagramに。↓

www.instagram.com

(自称)自炊系人間としてはこういうバランスのよいお弁当らしいお弁当、頑張りたいけど、なかなか。。

 

・チェインストーリー

そいえば、あまり触れてこなかったけど、チェインストーリーも好きで。

gyao.yahoo.co.jp

↑の回は特に好き。

ラブ・ストーリーは突然に」 「SAY YES」や冬ソナの曲等を原曲そのままこんなところで使用しているという贅沢さに感動したり。笑

また、ここでの矢作穂香北香那が物凄く可愛い。

 

獣になれない私たち 8話

f:id:tabibito3:20181203125258p:plain

~公式サイトより~

今回はけもなれを重点的に。

恒星フィーチャー回とでも言おうかしら。

 

・恒星と陽太、兄弟の言い分の違い

ついに失踪していた恒星の兄が登場。

この二人の一連のやりとりが染みたのだけど、二人の言い分の違いが興味深く。

兄弟でよくやったという"生き残り頭脳ゲーム"では、「陽太がわざと負けた」と憤慨する恒星。いっぽうで「いつからか恒星にまったく勝てなくなった」と陽太。

また、成績優秀で人気者な兄の彼女を奪った恒星に「彼女の心を繋ぎとめられなかった自分が悪い」という陽太を気持ち悪いという恒星。本当はかっこ悪くてそう言うしかなかった陽太。

二人の見立てや意見はこうも違っている。兄弟なんてそんなもんだろうけど。

極めつけは「ぶっ壊れてるのに現実みろ」「旧消費税くらいは復縁の可能性あるんじゃない」という恒星の見立てに対し、

陽太を見つけて泣きながら再会を喜ぶ家族。壊れてはいなかった。

この再会シーンはなんだかリアルで泣いた。

恒星の考えている"現実"に対して、カウンターのような兄と家族の姿。

このあたりから、恒星に見えてる世界が少し独特に感じていたのが確信めいたものになる。恒星のものの見え方はなんだか現実とズレている

確かに電話で話した奥さんの感じからすると、普通無理だと感じるはずなのだけど、あれも恒星のフィルターを通した奥さんの声ということだったのかもしれない。

そして帰りのバスのシーンで、このドラマで初めて恒星に感情移入する。震災で壊れて取り壊しになった家の写真に生き残り頭脳ゲーム。ここは涙。

前も書いたか、獣になれない=本音を言えない、がこのドラマのテーマだと思うのだけど、恒星は陽太とやっと本音で会話をする。

 

・名言

経理のオオクマとの会話で出てきた、

本当に苦しいのは、敵が誰かわからないことですよ。 誰に一矢報いたらいいかわからない。 誰に怒ったらいいかわからない。 消化できない、怒りの事ですよ。

 というセリフがささる。今の世の中はそういう感じがする。ここでも恒星に感情移入する。

 

・陽太と恒星、二人の名前

そういえば、陽太(→太陽)、恒星て天体に関する名前を付けたのはご両親のセンスなのか、何か込められた意味はあるのか。

言葉のそのままの意味だと、恒星とは自ら熱と光を出し、天球上の相互の位置をほとんど変えない星のことで、太陽も恒星のひとつ。

こじつけかもだけど、太陽というのはやはり抜きん出て大きな恒星であり、恒星は太陽(つまり陽太)になりたいけど、なれないみたいな関係性なのかなというのが自分のひとつの解釈。

 

・晶と陽太

晶と陽太のあいだの"いい人シンパシー"が面白い。

恒星が二人を「似ている」と言った、というそれだけの事をきっかけに二人は「もし自分と似ているなら・・」と考えて相手にお願いごとをする。

自分には陽太の「32583円」がささる。用途がはっきり決まったお金であること、それをきっちり伝えるところに兄の人柄のよさが出てるし、晶もそこで信用をしているのでは。だし、恒星の言葉も信用してるよね、という。

 

・九十九カンパニーシーンいろいろ

ナイスなコメディであり、大事な大事なツクモクリエイトジャパンのシーンも触れねば。

今回は九十九が佐久間の言葉によって自信を失ったり、監視カメラに慣れて踊り出す松任谷、会社の悪評を転職サイトに書き込んでいた上野、などなどいい感じに彼ららしい。

朱里が晶を頼って面接を受けにきて、しっかり面倒を見てしまう"いい人"晶。

京谷がマンションを出ていった事をやっと知る晶。よりを戻せという朱里。

そして京谷の来社。

一連のシーンで朱里と晶がどんどん仲良くなっているのが面白い。

そして改めてやっぱり京谷も本音を言えない、獣になれない人である。もどかしい。

 

タチバナカイジ

その存在をひた隠しにされてきたタチバナカイジ

なんと、ずんの飯尾さん・・・!!!!

なんて配役センス!めっちゃささった。笑

カイジの話で印象的なのは、

・今のゲームは課金させるためだけのゲームになってる。それは好きじゃない。面白くない!

・でも社員養わなきゃいけない。

・けど、運営と方針でできることはある。

・自身もぶっ壊れたことがあり、ぶっ壊れて家でゲームをやってる人のためにゲームをつくってる

恒星と対照的過ぎるタチバナカイジ

呉羽の選んだ男はこういう男なのか、、という想いがさぞ去来しただろう。。

 

・晶と恒星と生き残り頭脳ゲームとビール

トップに貼った写真はお兄さんと恒星のことを思って生き残り頭脳ゲームとビールを買ってくる晶。

恒星はキモいと思わなかっただろうか。

もし思っていなかったとすれば、晶が恒星の壁を越えたシーンてことになるのだろうけど、

晶の「飲み仲間」だから恒星を何も気にしない、という言葉は嘘になり、恒星の晶をキモいと思う言葉も嘘になる。

獣になれない人たちは、そうやって、自分で前提をたてて、その前提がオセロのようにひっくり返った瞬間にやっと恋をするっていうメタファーだとしたら、コレは相当に感情移入できる話である。深み。

 

・・まだまだ書けるけどこのへんで。。笑

 

最後に、前回挿入歌のほうをシェアしたのだけど、あいみょんの曲も好き。

まだ早期購入特典が残ってるみたいだったので貼っておこかなと。

「本音」への言及があったり、獣になれない人の思考としては凄く乗っかれる歌だなぁと思います。 

 

ハラスメントゲーム 7話

だんだん物語的に大詰めで、大きな展開が多くて、自分が好きだった、はたらく人たちの心の機微についての話がなくなってきちゃった模様。

ここからは半沢直樹的なパワーゲーム展開になってくるのかな。

・秋津へのセクハラ嫌疑

7話では、ありもしなかったセクハラで、コンプライアンス室長を辞めるどころか自主退職を促される秋津。 

 ここで、コンプライアンス室長がセクハラなんて、ボクサーが一般人を殴るようなもんでしょう」て役員のセリフがある。

この例えって一見納得させられそうだけど、なんか違うって思った。

マガジン連載の「はじめの一歩」で今まさにそういうような話をしていて、殴るボクサーにも事情がある、というか、逆に言うと、だからこそボクサーが殴るってよっぽどの事があったってことじゃないか、と一歩の肩を持ちたいというのもあるけど(スーパー余談)、それはまぁいいとして、

コンプライアンス室長だからセクハラはNGというのは、意味はわかるけど、コンプライアンス室長だからこそセクハラには気をつけているだろうという解釈もあるわけで、結局、そういう肩書とかセクハラとか記号的なものは関係なく、秋津を好きかどうか・信用しているかどうかの話のすり替えになっている。足の引っ張り合いというのは見ていて気分のいいものではない。逆にいうと見事に観ている人の気持ちを刺激したシーンだなぁと。

 

・物語のキーは奥様 

そして相変わらず石野真子がいい。ほんとこのドラマのキーキャラクター。

今回の夫婦のやりとりはほろっと泣いてしまうものだった。

こんなできた奥さんどこに生息しているのか教えて欲しい・・。笑

 

・秘書 小松

あと市川由衣演じる秘書小松。前回はあからさまな地雷と書いてしまったけど(失礼)、この人物にも事情がありそうな事がわかり、秋津の救いの手はセクハラ嫌疑をかけてきた相手にも及ぶのか。

 

そして最後は

・脇田常務と秋津

イマイチこのふたりの過去のことの解き明かしが弱いと感じてて、人柄まで変わってしまったような感じの脇田にもまだ何かあると思うのだけど。

脇田は秋津に少し歩み寄り、社長のほうこそ何かおかしい、という事を秋津に伝える。

本当に冷静にものを見てたのは脇田なのか。

ちょっとこの展開は好きである。

 

SUITS 8話

f:id:tabibito3:20181203125309p:plain

~公式サイトより~

8話はややセンシティブな内容の訴訟で色々入り混じった、中々いいお話でした。

サッカー好きとして、「サッカーはミスのスポーツ」というプラティニの言葉をよく意識してるのだけど、訴訟もミスのビジネスだなぁと。まぁ毎回同じような展開ですけどね。

敢えて9話は観ずに書いております。

 

・甲斐と美智瑠の関係性

なんだか物凄くいい雰囲気である。会う場所も「オトナ」という感じで。

オトナ、といえば、あれだけあの手この手を使って仕事上でお互い出し抜きあって、そのあとまたバーで会ってオシャレな会話をしちゃうなんていうのは、これはある種オトナ的だなと感じるのだけど、現実離れしまくっているようにも感じる。 

 

・聖澤さんと砂里と大輔

聖澤を聖澤と呼びたい。真琴ではなく。この感じが伝わるだろうか・・。笑

聖澤の嫌疑のくだりは、データ改ざんというオチでちょっともやっとしつつ。犯人もいかにもな感じで。。

しかし本題はそちらではなく。

申し訳ないのだけど大輔と聖澤と砂里の三角関係にどうも入り込めない。。

なんだろう、とにかく軽いとしか思えん。

砂里から大輔の想い?も描かれていないからわからないし、大輔が聖澤の何に惹かれたのかも、よくわからない。

このままだと砂里は噛ませ犬キャラになってしまう。

唯一、聖澤の気持ちだけは何となく感情移入ができる。そういう描き方をしてきていると思う。でもそれも本当になんとなく、のレベル。

そのあたり、今後の中で肉付けしていくのかな、どうなのかしらん。

 

 

・余談

凄い余談なのだけど、WOLFの発売日いつなのかなーと調べてたら、結果未定らしいのだけど、出てきたニュース。キムタクのラジオ番組ゲストに稲葉さん。いいね。

bz-vermillion.com

 

あと、こんなツイートも。

今回はフォローしていない「今日俺」なのだけど、大学生は観ている、と。

やっぱり視聴者は自分と近い世代のタレントの動向を追うものだよねという事に思うけど、前にも書いたけどSUITSは織田裕二好き世代と中島裕翔好き世代が視聴者層としてミックスされてるのではと思う。NHKのあさドラって、色んな世代の強いタレントが出てくるのも多くの人に観られる要因だと思う。

ドラマは世代を繋ぐ存在でもあってほしいなと思うのです。

 

・・といった小難しいハナシをして終えるのでした。笑

 

以上4作品、内容盛りだくさんで全然まとめきれずだったのでした。

だんだん大詰め感が出ている今クール。

最後までお供しまっせ。

 

Fin.

 

 

・・あ、そうそう、ブログランキング、意味あるかわからないけど登録してみてます。

もしよかったら↓

人気ブログランキング

 

 

~過去記事はこちら↓~

kotobaokiba.hatenablog.com

kotobaokiba.hatenablog.com
kotobaokiba.hatenablog.com