つれづれぐさ

つれづれなるままに。

続2018秋ドラ(11/12-18の週)

やっと先週、秋ドラの感想を書いた訳なのですが、

kotobaokiba.hatenablog.com

1話ずつ一周したので続きを。

11/12~11/18と書いてますが、今期は4本しか観ないともう決めてしまったので、その4本の感想をだだっと書きます。

 

僕らは奇跡でできている 6話

今回も素晴らしい!

一輝と育美がリスを通じて心を通わせる最後のシーンがヤマ場。

このシーンのじんわりした「いいねぇ、、」っていう感覚がこのドラマの最大の魅力だと思うのです。

いわゆるトレンディ系とか、ラブストーリー系のうっとりする感じとかではなくて、こう、、ね、観ている皆さんわかりますよね!?笑

きちんと5話分観てきた人が1番ここのカタルシスに浸れるんだよなぁと凄く思いました。

他にも、一輝の授業が学生の集まる授業になっていたり、新庄くんが一輝みたいになりたい、という発言をしたり、こういう変化を、まとめてイッキ見ではなくて、自分の普段の生活6週間の時間で感じる。

これぞTVドラマの醍醐味ですよね。これだからドラマを観るのはやめたくない。

普段の生活との相乗効果で観るのがドラマの最大の魅力なのです。

働いてる人はビジネス系のドラマを観て、糧にすればいいし、恋をしている人はラブストーリーで気持ちを高ぶらせるのもいいでしょう。

ドラマの面白さは、普段の生活とリンクさせることで倍化します。

 

餃子の話をしておかねばですね。

相河家で食事会が行われ(ここに至るまでの山田さんの動きが好き)、一輝と育美は餃子を包むお手伝いをする事になりますが、

この餃子の包み方が一輝のキャラクター、育美のキャラクターを対比させます。

自分は育美の気持ちもわかるところはあって、育美に感情移入もするし、

近年は一輝みたいに、色々な餃子があったほうが面白くないですか?というような感覚が強めではあり、一輝にも「わかるー」と感情移入。笑

要は、キレイに形の揃う餃子=学校教育的な、皆同じにできるかどうか、という価値観で、皆同じじゃなくてもいいんじゃない?ていうメタファーを乗せていますね。

不揃いの餃子が混在している状態を「楽しむ」

これが一輝の個性であり、このドラマが大事にしている価値観の根幹だと思います。

ただ肯定する、ではなくて、楽しむ、までいけたほうがいいと自分もよく感じます。そうでないと、ただ軋轢や論争を生むだけなのです。楽しい事にできたら、そこに口を挟むのは野暮だという事になります。だから、楽しみたいのです。

次回も楽しみ。

 

獣になれない私たち 6話

恒星と晶のキスを京谷が観てしまい、立ち去るという5話のラストから始まった6話。

京谷と晶のすれ違いがもどかしく、観ていてなんとかしたくなる。笑

毎回コメディ満載の晶の会社シーンでは、九十九の独断で会話も録音できる監視カメラが導入され笑、松任谷が佐久間の転職の話をばらしてしまったり、京谷の後輩筧が親睦会で空気の読めなさ発揮しまくったり、九十九が橋爪にタジタジ、というか犬のように従順な姿が観られたり、今回も安定のコメディが繰り広げられ。

いっぽうTAP5には朱里があらわれ、タチバナカイジの話で盛り上がったところに晶がやってきて、トイレに立てこもり、顔を隠して逃げ出し、その支払を晶が建て替えたのを後で知り、「そういうとこ、大嫌い」と言うセリフを吐くまでのこの流れ、お見事。全てが物語とキャラクターの「らしさ」を作るのに綺麗に積み上げられてて感心してしまう。笑

そして、本心のわからない、とらえどころのない呉羽の内面にやっとスポットがあたった今回、恒星に色々とけしかける晶(他人の事になるとノリノリになる晶:というかガッキーが物凄く可愛い・・)、この主人公二人、どうなるんでしょうね。

 

ハラスメントゲーム 5話

社内恋愛がテーマ。

アルハラ:アルコールハラスメントの問題として始まったところから、八嶋智人演じる上司が一回り以上の歳下の女性(岡本玲)に仕事を通じて仲良くなろうとアプローチしていたことが全ての根源だという。そしてその想いに気づきつつも、同じ部署に彼氏がいて、彼氏の立場も危うくしたくなくて、悩んでしまった女性社員。

これは難しいし、結構起きうるケースにも思える。

しかし、仕事を通じて生まれる恋心自体は別に否定すべきものでもないだろうし、けもなれの京谷と晶なんてまさに仕事を通じて芽生えた恋心だろう。

難しい問題である。

まぁ結局は女性側にとって都合いいかどうか、つまり、悪い気はしない状況で進められているか、に尽きるのだろうけど。

 

ツイートもしたけど、途中で出てくる秋津夫妻の馴れ初めのエピソードがめちゃいい。
夫婦の思い出話でちょろっと出てくる程度なのだけど効いてる。

けもなれの千春の過去の話はしっかり作ってあったのと面白い対比にも。

また毎回の事だけど、奥さんがいいアシストをしている感じが凄くいい。
男尊女卑とかじゃなくて、"ロール"を肯定した上でうまく立ち回ってるのが凄くいい。

 

 

SUITS 6話

6話ではチカの命令で甲斐と蟹江が組むことに。

やることが裏目に出まくるくだりを経て、最後いい仕事をする蟹江。自分で散らかして自分で回収する感じ。笑

この一連の流れの中で、蟹江を制する言動の多かった甲斐。甲斐にはどこまでの先が読めて見えているかが気になった。

交渉を終える際の織田裕二スマイルが凄くいい。

 

佐久間由衣演じるハッカーの娘ちゃんが今回は主役で、可愛いしいい仕事をする。

いとも簡単に色んなセキュリティを突破して、「日本のセキュリティは大丈夫なのか・・」と甲斐がツッコむシーンが1番面白かった気がする。

そのあたり、若干トンデモ感のある設定だったけど、そこはまぁご愛嬌かなと。笑

 

前回書き忘れたけど、SUITSのダブル主人公スタイルが好きである。

かたや中島裕翔には、大人気今田美桜と、新木優子との微妙な三角関係でアラウンド新卒&ラブストーリー感を出し、

織田裕二にはとにかくオトナのふるまいをかっこよく演じてもらう。

この二人の主人公にスポットが当たる事で人間ドラマにも深みが出る。

何より、これを別々のドラマでやってしまうと、視聴者層はクロスオーバーしない。

若者はオトナのふるまいも「へー」と観るし、オトナも「若いっていいねぇ」となる。

非常にうまいなぁと思う。

 

・・と、そんな感じの一週間でしたね。

それぞれの次回、乞うご期待ですね☆

 

Fin.

 

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