続2018秋ドラ(11/26-12/2の週)
ちょい遅れ気味ですが・・><
今週もやります。
今回は、けもなれが1番好きかも。
自分の書く文章にもそのあたり反映されてます。まぁ単純にペース配分ですけども。
各ドラマ、波があって、それが波状攻撃的にやってくるので面白くて。
これはもう完全にポートフォリオ。
1作品に全力BETするのもおもろいけど、余力があるのならドラマは複数並行がオススメ。横の繋がりとか、"時代の空気"みたいなものが見えたりもするし。
僕らは奇跡でできている 8話
前回強めに掘ったので今回はゆるめに。
・8話は山田さんがどうして家政婦になったか、の回
確かにこれは、7話の虹一くんとお母さんの回を観ていなかったら、唐突に感じただろうし、逆にいうと、7話があったため、会話のみで語られる山田さんの過去の話はすこ~し薄く感じちゃったかも。
戸田さんの喋りなのでまっったく問題なく聞けたし、それに対して一輝がまた予想のつかないリアクションをするので面白いシーンではあったのだけど。
これは、7話を前フリにして、一輝と山田さんの場合はどう着地するのかというところが見どころという風に捉えようかなというところ。
・育美が山田さんに料理を習う
料理教室はやめて、山田さんに料理を習うことにした育美。
ここでも顕著に山田さんは育美と一輝に介入しようとする。今の時代だとこういう"おせっかい"は疎まれるものだと思うのだけど、なんだか山田さんの肩を持ちたくなってしまう。"いいおせっかい"というものも世の中にはあるんじゃないかとずっと思ってる。
余談だけど、山田さんのお弁当がInstagramに。↓
(自称)自炊系人間としてはこういうバランスのよいお弁当らしいお弁当、頑張りたいけど、なかなか。。
・チェインストーリー
そいえば、あまり触れてこなかったけど、チェインストーリーも好きで。
↑の回は特に好き。
「ラブ・ストーリーは突然に」 「SAY YES」や冬ソナの曲等を原曲そのままこんなところで使用しているという贅沢さに感動したり。笑
獣になれない私たち 8話
今回はけもなれを重点的に。
恒星フィーチャー回とでも言おうかしら。
・恒星と陽太、兄弟の言い分の違い
ついに失踪していた恒星の兄が登場。
この二人の一連のやりとりが染みたのだけど、二人の言い分の違いが興味深く。
兄弟でよくやったという"生き残り頭脳ゲーム"では、「陽太がわざと負けた」と憤慨する恒星。いっぽうで「いつからか恒星にまったく勝てなくなった」と陽太。
また、成績優秀で人気者な兄の彼女を奪った恒星に「彼女の心を繋ぎとめられなかった自分が悪い」という陽太を気持ち悪いという恒星。本当はかっこ悪くてそう言うしかなかった陽太。
二人の見立てや意見はこうも違っている。兄弟なんてそんなもんだろうけど。
極めつけは「ぶっ壊れてるのに現実みろ」「旧消費税くらいは復縁の可能性あるんじゃない」という恒星の見立てに対し、
陽太を見つけて泣きながら再会を喜ぶ家族。壊れてはいなかった。
この再会シーンはなんだかリアルで泣いた。
恒星の考えている"現実"に対して、カウンターのような兄と家族の姿。
このあたりから、恒星に見えてる世界が少し独特に感じていたのが確信めいたものになる。恒星のものの見え方はなんだか現実とズレている。
確かに電話で話した奥さんの感じからすると、普通無理だと感じるはずなのだけど、あれも恒星のフィルターを通した奥さんの声ということだったのかもしれない。
そして帰りのバスのシーンで、このドラマで初めて恒星に感情移入する。震災で壊れて取り壊しになった家の写真に生き残り頭脳ゲーム。ここは涙。
前も書いたか、獣になれない=本音を言えない、がこのドラマのテーマだと思うのだけど、恒星は陽太とやっと本音で会話をする。
・名言
経理のオオクマとの会話で出てきた、
本当に苦しいのは、敵が誰かわからないことですよ。 誰に一矢報いたらいいかわからない。 誰に怒ったらいいかわからない。 消化できない、怒りの事ですよ。
というセリフがささる。今の世の中はそういう感じがする。ここでも恒星に感情移入する。
・陽太と恒星、二人の名前
そういえば、陽太(→太陽)、恒星て天体に関する名前を付けたのはご両親のセンスなのか、何か込められた意味はあるのか。
言葉のそのままの意味だと、恒星とは自ら熱と光を出し、天球上の相互の位置をほとんど変えない星のことで、太陽も恒星のひとつ。
こじつけかもだけど、太陽というのはやはり抜きん出て大きな恒星であり、恒星は太陽(つまり陽太)になりたいけど、なれないみたいな関係性なのかなというのが自分のひとつの解釈。
・晶と陽太
晶と陽太のあいだの"いい人シンパシー"が面白い。
恒星が二人を「似ている」と言った、というそれだけの事をきっかけに二人は「もし自分と似ているなら・・」と考えて相手にお願いごとをする。
自分には陽太の「32583円」がささる。用途がはっきり決まったお金であること、それをきっちり伝えるところに兄の人柄のよさが出てるし、晶もそこで信用をしているのでは。だし、恒星の言葉も信用してるよね、という。
・九十九カンパニーシーンいろいろ
ナイスなコメディであり、大事な大事なツクモクリエイトジャパンのシーンも触れねば。
今回は九十九が佐久間の言葉によって自信を失ったり、監視カメラに慣れて踊り出す松任谷、会社の悪評を転職サイトに書き込んでいた上野、などなどいい感じに彼ららしい。
朱里が晶を頼って面接を受けにきて、しっかり面倒を見てしまう"いい人"晶。
京谷がマンションを出ていった事をやっと知る晶。よりを戻せという朱里。
そして京谷の来社。
一連のシーンで朱里と晶がどんどん仲良くなっているのが面白い。
そして改めてやっぱり京谷も本音を言えない、獣になれない人である。もどかしい。
なんと、ずんの飯尾さん・・・!!!!
なんて配役センス!めっちゃささった。笑
カイジの話で印象的なのは、
・今のゲームは課金させるためだけのゲームになってる。それは好きじゃない。面白くない!
・でも社員養わなきゃいけない。
・けど、運営と方針でできることはある。
・自身もぶっ壊れたことがあり、ぶっ壊れて家でゲームをやってる人のためにゲームをつくってる
呉羽の選んだ男はこういう男なのか、、という想いがさぞ去来しただろう。。
・晶と恒星と生き残り頭脳ゲームとビール
トップに貼った写真はお兄さんと恒星のことを思って生き残り頭脳ゲームとビールを買ってくる晶。
恒星はキモいと思わなかっただろうか。
もし思っていなかったとすれば、晶が恒星の壁を越えたシーンてことになるのだろうけど、
晶の「飲み仲間」だから恒星を何も気にしない、という言葉は嘘になり、恒星の晶をキモいと思う言葉も嘘になる。
獣になれない人たちは、そうやって、自分で前提をたてて、その前提がオセロのようにひっくり返った瞬間にやっと恋をするっていうメタファーだとしたら、コレは相当に感情移入できる話である。深み。
・・まだまだ書けるけどこのへんで。。笑
最後に、前回挿入歌のほうをシェアしたのだけど、あいみょんの曲も好き。
まだ早期購入特典が残ってるみたいだったので貼っておこかなと。
「本音」への言及があったり、獣になれない人の思考としては凄く乗っかれる歌だなぁと思います。
【早期購入特典あり】今夜このまま(今夜このまま オリジナル A5クリアファイル付)
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ハラスメントゲーム 7話
だんだん物語的に大詰めで、大きな展開が多くて、自分が好きだった、はたらく人たちの心の機微についての話がなくなってきちゃった模様。
ここからは半沢直樹的なパワーゲーム展開になってくるのかな。
・秋津へのセクハラ嫌疑
7話では、ありもしなかったセクハラで、コンプライアンス室長を辞めるどころか自主退職を促される秋津。
ここで、「コンプライアンス室長がセクハラなんて、ボクサーが一般人を殴るようなもんでしょう」て役員のセリフがある。
この例えって一見納得させられそうだけど、なんか違うって思った。
マガジン連載の「はじめの一歩」で今まさにそういうような話をしていて、殴るボクサーにも事情がある、というか、逆に言うと、だからこそボクサーが殴るってよっぽどの事があったってことじゃないか、と一歩の肩を持ちたいというのもあるけど(スーパー余談)、それはまぁいいとして、
コンプライアンス室長だからセクハラはNGというのは、意味はわかるけど、コンプライアンス室長だからこそセクハラには気をつけているだろうという解釈もあるわけで、結局、そういう肩書とかセクハラとか記号的なものは関係なく、秋津を好きかどうか・信用しているかどうかの話のすり替えになっている。足の引っ張り合いというのは見ていて気分のいいものではない。逆にいうと見事に観ている人の気持ちを刺激したシーンだなぁと。
・物語のキーは奥様
そして相変わらず石野真子がいい。ほんとこのドラマのキーキャラクター。
今回の夫婦のやりとりはほろっと泣いてしまうものだった。
こんなできた奥さんどこに生息しているのか教えて欲しい・・。笑
・秘書 小松
あと市川由衣演じる秘書小松。前回はあからさまな地雷と書いてしまったけど(失礼)、この人物にも事情がありそうな事がわかり、秋津の救いの手はセクハラ嫌疑をかけてきた相手にも及ぶのか。
そして最後は
・脇田常務と秋津
イマイチこのふたりの過去のことの解き明かしが弱いと感じてて、人柄まで変わってしまったような感じの脇田にもまだ何かあると思うのだけど。
脇田は秋津に少し歩み寄り、社長のほうこそ何かおかしい、という事を秋津に伝える。
本当に冷静にものを見てたのは脇田なのか。
ちょっとこの展開は好きである。
SUITS 8話
8話はややセンシティブな内容の訴訟で色々入り混じった、中々いいお話でした。
サッカー好きとして、「サッカーはミスのスポーツ」というプラティニの言葉をよく意識してるのだけど、訴訟もミスのビジネスだなぁと。まぁ毎回同じような展開ですけどね。
敢えて9話は観ずに書いております。
・甲斐と美智瑠の関係性
なんだか物凄くいい雰囲気である。会う場所も「オトナ」という感じで。
オトナ、といえば、あれだけあの手この手を使って仕事上でお互い出し抜きあって、そのあとまたバーで会ってオシャレな会話をしちゃうなんていうのは、これはある種オトナ的だなと感じるのだけど、現実離れしまくっているようにも感じる。
・聖澤さんと砂里と大輔
聖澤を聖澤と呼びたい。真琴ではなく。この感じが伝わるだろうか・・。笑
聖澤の嫌疑のくだりは、データ改ざんというオチでちょっともやっとしつつ。犯人もいかにもな感じで。。
しかし本題はそちらではなく。
申し訳ないのだけど大輔と聖澤と砂里の三角関係にどうも入り込めない。。
なんだろう、とにかく軽いとしか思えん。
砂里から大輔の想い?も描かれていないからわからないし、大輔が聖澤の何に惹かれたのかも、よくわからない。
このままだと砂里は噛ませ犬キャラになってしまう。
唯一、聖澤の気持ちだけは何となく感情移入ができる。そういう描き方をしてきていると思う。でもそれも本当になんとなく、のレベル。
そのあたり、今後の中で肉付けしていくのかな、どうなのかしらん。
・余談
凄い余談なのだけど、WOLFの発売日いつなのかなーと調べてたら、結果未定らしいのだけど、出てきたニュース。キムタクのラジオ番組ゲストに稲葉さん。いいね。
あと、こんなツイートも。
「今日から俺は!!」が大学生に見られている。テレビ離れはコンテンツ次第かもしれない。(境治) - Y!ニュース https://t.co/9JGTTiiVFm
— 境 治 (@sakaiosamu) 2018年12月3日
今回はフォローしていない「今日俺」なのだけど、大学生は観ている、と。
やっぱり視聴者は自分と近い世代のタレントの動向を追うものだよねという事に思うけど、前にも書いたけどSUITSは織田裕二好き世代と中島裕翔好き世代が視聴者層としてミックスされてるのではと思う。NHKのあさドラって、色んな世代の強いタレントが出てくるのも多くの人に観られる要因だと思う。
ドラマは世代を繋ぐ存在でもあってほしいなと思うのです。
・・といった小難しいハナシをして終えるのでした。笑
以上4作品、内容盛りだくさんで全然まとめきれずだったのでした。
だんだん大詰め感が出ている今クール。
最後までお供しまっせ。
Fin.
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続2018秋ドラ(11/19-25の週)
先週のぶんもやります。
過去記事はこちら↓
・僕らは奇跡でできている7話
正直今回はこの作品だけでもいいかもってくらい。
伏線回収をした、神回的なやつですね。
主なトピックを箇条書き的に。それでも結構長くなってしまった。。
・育美の心境の変化が垣間見えるシーン
6話の最後の多幸感たるや。
育美が一輝に歩み寄り、リスがあっちからこっちへ渡り、世界がつながる。
リスは育美のメタファーでもあり。
ここから育美の歩み寄り・心境の変化が物凄く。
育美がめちゃくちゃ可愛くて仕方ない!笑
客観的に観て、多少の無理矢理感(育美とあの彼氏は末期症状といえるほどでもなさそうだったから)はあったものの、丁寧に育美の心境の変化を描いてたので観ている人からのイメージがめちゃよくなっていると思います。
この内面の変化による好印象っていうのは日常でもあるやつ。凄くいい。
・一輝にゼミの打診と授業のお話
一輝にとっては大きなお話ですね。
そして授業で、ついに琴音たちのグループ以外の生徒からも発言が観られるように。
「ダチョウは飛べないのか、飛ばないのか」
「本当の事を言えないのが尾崎なのか、本当の事を言いたいのが尾崎なのか」
結果的に言いたい事を言うのが尾崎さんだったけど、これは、
他者から観た感じ(言いたいことを言えない、飛べない)
と、
本来の姿(言いたいことを言える、飛ばなくていいように進化した)
という対比構造にゃり。
観た目で判断するのってどうなんだろうね、という美しき問題提起。
・虹一くんとお母さん(と一輝と育美)
話を引き立てるためとはいえ、こんなにお母さんが悪者っぽく見えちゃうのは何か可愛そうかもってくらいメタな見方を初回からしていたので、やっと伏線回収されたかぁとほっとしたというのが本音なのだけど、それを差し引きしても一連の流れはいい話だった。
このお母さんはRPGで言うと、悪役が寝返ったのではなくて、善良なキャラが洗脳されていたのが解けたもののような感じにとらえたい。責めたくないんだよなぁ。
それにしても、虹一くんと一輝の関わりはやっぱり傍目からみると異常なんだろうか。こういう人間関係って凄く羨ましいなぁって思う。
この中にハブ役として育美が関わる事になり、この中での会話の中でも育美が話す言葉には心境の変化が垣間見える。
・一輝の過去の告白
小さい頃「皆と違う」という理由で皆からバカにされたり、のけ者にされた一輝。
そのあと、好きな理科の授業で皆から褒められ、皆からの「凄い」が欲しくて、人の評価のために頑張ってしまう。
そのうち、「生き物の事は誰にも負けたくない」という境地になってしまい、やってて苦しくなってしまったという過去の話をする。
ここを実に一輝らしく語る高橋一生に感動。
ここにはこのドラマが一貫して提示していることが2つ。
ひとつは皆と同じじゃなきゃいけないの?という問題提起。
そしてもうひとつは、他者の承認・評価のために頑張ると苦しいよ、自分の中に芯がないと&自分のやりたいことをやろう、ていう話。
そこが、虹一くんにも、やりたいことをやってほしいという言葉につながっていく。
・凄いとこ100コ言えるのくだり
ここを陳腐だと、穿った見方をしないで欲しいと切に願う。
実際100コ言うのは物凄い大変かもしれない。
それだけ僕らは他者のことに興味を持っていなかったりするから。
虹一くんと一輝・お母さん、一輝と育美。
好きだな、このシーンたち。
そして最後には山田さんに凄いセリフがぶつけられ、
「おぉうやはりそうなのか??」という、この終わり方も含めて、7話は神回でしたね。
そういえば、 もうすぐムック本が出ますね。Amazon限定版というのがあり。
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- 作者: 関西テレビ
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・獣に慣れない私たち7話
いきなりですが、ダイジェスト貼っておきます。
地味にダイジェスト版て需要あるなと思ってて。
見逃した人の為というのもあるかもだけど、それよりも、ちゃんと観てる人向けのほうが価値があって、直前で観ておくと物語への没入感が高まると思うのです。
さて、けもなれもトピックでいうと、
・晶と京谷の別れ
「可愛くなくて何が悪いんじゃボケ、うっさいわ」という松任谷の言葉をぶつけてひとり笑う晶の可愛さは小悪魔というか悪魔的。
そして京谷の最後のセリフは「愛ってなんだ」である。なんともおかしみがある。
真相を知った後の千春はどう振る舞うのだろうか気になってしまった。
そして自分は田中圭が好きなので、どうしても別れない可能性を模索してしまっていた。笑
正直いうと、まだ信じている。笑
※それにしても、晶と京谷の馴れ初めのエピソードや、二人のせつないシーンでかかっていたビッケブランカの「まっしろ」が凄く耳に残ってる。あんまりこういう歌聴かないのだけど、だからなのか凄くよいなと思う。
・晶と朱里
何故かお互い引き寄せられるような京谷の元カノと今カノなふたり。
「皆深海晶が好きだよね」と晶に興味をもつ朱里、朱里の事を自分と似ている、と思う晶。
「私達、誰の人生を生きてきたんだろうね」と、京谷との別れを起点に物語上でも切り替えスイッチが入った模様。
・呉羽
最後に呉羽について。
「会ったら1ハグ」(して許してもらおうと思っている)とか、「染み込む系」とか、呉羽ワールドを何の悪気もなく押し付けてくる、
これが呉羽というキャラの魅力、、ナノハ間違イ無イノダロウガ、、
むかつく!!!!w
あーすっきりした。
取り乱しました。笑
・ハラスメントゲーム6話
リストラ問題という、なかなかに重い話。
リストラハラスメントという、リストラを申告する側も配慮しなければいけない、というのが今回のテーマであり、コンプライアンス室は、リストラを言い渡す人事部と、言い渡される当人の間に入ることになる。
なのだけど、これまで通りに秋津流というか、非常にうまく、「どうやってこれ解決するのか」という視聴者の予想もいい感じに撒きながら、問題を解決してしまう。
取締役会で「ここはひとつ、皆さんの給料を下げてはいかが」とまで言い切ってしまう。
ここまでやると秋津という人物像が少し変わるというか。
言い方はやや挑発的で、でも、言っている内容はまっとうで。この妙なバランスのとり方に、秋津の本性みたいのがあるのではないかと、裏を読みたくなってしまう。
そこまで思わせてくれるのだから、やはりこのドラマは面白い。
そしていい感じに市川由衣演じる美人秘書(傍から見ていると、地雷にしか見えない美人秘書。笑)が動き出して、次回はセクハラ問題。
ついにきたか、というようなハラスメントの王道モノ(ちょっと失敬なのはご容赦願いたい)である。
最後に、いっこ気になったというか、気に止まったのは、留学の経験があったという、杉本哲太の英語。当時の日本人の留学レベルがそのくらいだったという揶揄も含めてのリアルさなのかなとか思って勝手に納得してしまった。
・SUITS7話
8話観てしまいましたが7話だけ書きます。
それもとってもさらっと。
SUITSみたいなドラマは、展開の面白さがメインなので、あらすじをなぞるだけになりがちで、あんまり感想を書く事がなかったりするのです。
個人的には、deleで非常に好きだったコムアイ回以来の石橋静河が見れたりしたのがいいのと、
竹中直人が出るだけで曲者感出るから凄いなぁと思った(鈴木保奈美とのシーンはなんかふたりとも上手いなぁと見惚れた)のと、
相変わらずフジに出てくる外国人は喋らないよね、ていう。笑
余談だけど、SUITSの海外版のメインテーマにあわせてちゃんと日本版もテーマをブギー調にしてるの、好き。
あと、話題にしてこなかったけど、B'zの「WOLF」もイイ。
Cheryl LynnのGot To Be Realを彷彿とさせる(調べてみてね)イントロからのダンスナンバー。
個人的にはB'zにはダンスナンバーやっててほしいという願望がありんす。
妖艶な稲葉さんこそ真骨頂。
こちらまだ発売されておりませぬ。
あ、最後いっこツッコミ入れると、TOB仕掛けてきたような会社と最後とうまくやっていくことってできるのだろうか。心情的にね。野暮なツッコミかもだけど。
色々書くけど、自分の織田裕二愛が凄いので最後まで観ますよ。
全然面白いし☆
・・・といった感じですかね。
長々お付き合いありがとうございました。
今週も楽しみにしております。
Fin.
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続2018秋ドラ(11/12-18の週)
やっと先週、秋ドラの感想を書いた訳なのですが、
1話ずつ一周したので続きを。
11/12~11/18と書いてますが、今期は4本しか観ないともう決めてしまったので、その4本の感想をだだっと書きます。
僕らは奇跡でできている 6話
今回も素晴らしい!
一輝と育美がリスを通じて心を通わせる最後のシーンがヤマ場。
このシーンのじんわりした「いいねぇ、、」っていう感覚がこのドラマの最大の魅力だと思うのです。
いわゆるトレンディ系とか、ラブストーリー系のうっとりする感じとかではなくて、こう、、ね、観ている皆さんわかりますよね!?笑
きちんと5話分観てきた人が1番ここのカタルシスに浸れるんだよなぁと凄く思いました。
他にも、一輝の授業が学生の集まる授業になっていたり、新庄くんが一輝みたいになりたい、という発言をしたり、こういう変化を、まとめてイッキ見ではなくて、自分の普段の生活6週間の時間で感じる。
これぞTVドラマの醍醐味ですよね。これだからドラマを観るのはやめたくない。
普段の生活との相乗効果で観るのがドラマの最大の魅力なのです。
働いてる人はビジネス系のドラマを観て、糧にすればいいし、恋をしている人はラブストーリーで気持ちを高ぶらせるのもいいでしょう。
ドラマの面白さは、普段の生活とリンクさせることで倍化します。
餃子の話をしておかねばですね。
相河家で食事会が行われ(ここに至るまでの山田さんの動きが好き)、一輝と育美は餃子を包むお手伝いをする事になりますが、
この餃子の包み方が一輝のキャラクター、育美のキャラクターを対比させます。
自分は育美の気持ちもわかるところはあって、育美に感情移入もするし、
近年は一輝みたいに、色々な餃子があったほうが面白くないですか?というような感覚が強めではあり、一輝にも「わかるー」と感情移入。笑
要は、キレイに形の揃う餃子=学校教育的な、皆同じにできるかどうか、という価値観で、皆同じじゃなくてもいいんじゃない?ていうメタファーを乗せていますね。
不揃いの餃子が混在している状態を「楽しむ」。
これが一輝の個性であり、このドラマが大事にしている価値観の根幹だと思います。
ただ肯定する、ではなくて、楽しむ、までいけたほうがいいと自分もよく感じます。そうでないと、ただ軋轢や論争を生むだけなのです。楽しい事にできたら、そこに口を挟むのは野暮だという事になります。だから、楽しみたいのです。
次回も楽しみ。
獣になれない私たち 6話
恒星と晶のキスを京谷が観てしまい、立ち去るという5話のラストから始まった6話。
京谷と晶のすれ違いがもどかしく、観ていてなんとかしたくなる。笑
毎回コメディ満載の晶の会社シーンでは、九十九の独断で会話も録音できる監視カメラが導入され笑、松任谷が佐久間の転職の話をばらしてしまったり、京谷の後輩筧が親睦会で空気の読めなさ発揮しまくったり、九十九が橋爪にタジタジ、というか犬のように従順な姿が観られたり、今回も安定のコメディが繰り広げられ。
いっぽうTAP5には朱里があらわれ、タチバナカイジの話で盛り上がったところに晶がやってきて、トイレに立てこもり、顔を隠して逃げ出し、その支払を晶が建て替えたのを後で知り、「そういうとこ、大嫌い」と言うセリフを吐くまでのこの流れ、お見事。全てが物語とキャラクターの「らしさ」を作るのに綺麗に積み上げられてて感心してしまう。笑
そして、本心のわからない、とらえどころのない呉羽の内面にやっとスポットがあたった今回、恒星に色々とけしかける晶(他人の事になるとノリノリになる晶:というかガッキーが物凄く可愛い・・)、この主人公二人、どうなるんでしょうね。
ハラスメントゲーム 5話
社内恋愛がテーマ。
アルハラ:アルコールハラスメントの問題として始まったところから、八嶋智人演じる上司が一回り以上の歳下の女性(岡本玲)に仕事を通じて仲良くなろうとアプローチしていたことが全ての根源だという。そしてその想いに気づきつつも、同じ部署に彼氏がいて、彼氏の立場も危うくしたくなくて、悩んでしまった女性社員。
これは難しいし、結構起きうるケースにも思える。
しかし、仕事を通じて生まれる恋心自体は別に否定すべきものでもないだろうし、けもなれの京谷と晶なんてまさに仕事を通じて芽生えた恋心だろう。
難しい問題である。
まぁ結局は女性側にとって都合いいかどうか、つまり、悪い気はしない状況で進められているか、に尽きるのだろうけど。
ツイートもしたけど、途中で出てくる秋津夫妻の馴れ初めのエピソードがめちゃいい。
夫婦の思い出話でちょろっと出てくる程度なのだけど効いてる。
けもなれの千春の過去の話はしっかり作ってあったのと面白い対比にも。
また毎回の事だけど、奥さんがいいアシストをしている感じが凄くいい。
男尊女卑とかじゃなくて、"ロール"を肯定した上でうまく立ち回ってるのが凄くいい。
SUITS 6話
6話ではチカの命令で甲斐と蟹江が組むことに。
やることが裏目に出まくるくだりを経て、最後いい仕事をする蟹江。自分で散らかして自分で回収する感じ。笑
この一連の流れの中で、蟹江を制する言動の多かった甲斐。甲斐にはどこまでの先が読めて見えているかが気になった。
交渉を終える際の織田裕二スマイルが凄くいい。
佐久間由衣演じるハッカーの娘ちゃんが今回は主役で、可愛いしいい仕事をする。
いとも簡単に色んなセキュリティを突破して、「日本のセキュリティは大丈夫なのか・・」と甲斐がツッコむシーンが1番面白かった気がする。
そのあたり、若干トンデモ感のある設定だったけど、そこはまぁご愛嬌かなと。笑
前回書き忘れたけど、SUITSのダブル主人公スタイルが好きである。
かたや中島裕翔には、大人気今田美桜と、新木優子との微妙な三角関係でアラウンド新卒&ラブストーリー感を出し、
織田裕二にはとにかくオトナのふるまいをかっこよく演じてもらう。
この二人の主人公にスポットが当たる事で人間ドラマにも深みが出る。
何より、これを別々のドラマでやってしまうと、視聴者層はクロスオーバーしない。
若者はオトナのふるまいも「へー」と観るし、オトナも「若いっていいねぇ」となる。
非常にうまいなぁと思う。
・・と、そんな感じの一週間でしたね。
それぞれの次回、乞うご期待ですね☆
Fin.
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2018秋ドラ一斉感想コーナー
ドラマ感想はライフワークのひとつなのですが、今期観てるドラマは↓の4作品。
僕らは奇跡でできている
獣になれない私たち
ハラスメントゲーム
SUITS
どれも1話からずっと観てるものですが、今になっての一斉感想コーナー。
今から観始めても面白いかどうかは責任とれませぬ。笑
・僕らは奇跡でできている
今期1番MYHITしているドラマ。
というのも、劇中に出てくる話というか、根底に流れる価値観が凄く今っぽいというか、シンパシーを覚えるようなものが多くて多くて。
一見、「おかしな人」に見える主人公一輝が実は凄く大事な価値観を持っていて、それに周囲の人たちがどんどん良い意味で影響を受けていく感じが凄くいい。
4話はカルテットファンとしてニンマリしてしまうシーンが。
新庄家の食卓でこんにゃくのことを語る姿は家森そのものだったし、
こんにゃくがないとおでんもすき焼きも成立しないという話は、カルテットの唐揚げの添え物のパセリの話を彷彿・・!
絶対カルテット意識してる・・!
※カルテットにいかにハマったかは過去記事をご参照ください笑↓
また、西畑大吾、広田亮平、矢作穂香や北香那ら大学の生徒さんたちがストーリー上も、雰囲気でもなんだかいい味出してる。
地味にソフトに下ネタ入れてくるのもウケた。笑
そういえば矢作ちゃん演じる琴音の一輝への想いという線があるとは1話観た段階では思ってなくて、むしろ北香那ちゃんがそっちだろうと思ったのでちょっとびっくりしてたり。
5話ではこんにゃくをつくっている実家の家業を継ぐか継がないか新庄くんに相談された際に「自分だったら継がない」と返事した真意が明らかに。
その理由は、「主語が自分じゃないから」だという。新庄くんは一輝に親がどう思うか、等他人の事を先に話し出していた、という訳です。
コレ、本当大事な事だと思っていて。
アドラー的に言うと、「自分の課題になっていないもの」という事になるのかなと思うのだけど、自分の課題に落とし込めていないものをやるとやっぱりなんか変な感じになります。
そしてその変なまま進んでいって過ごしてしまった時間も、後悔しても戻ってきません。なるだけ避けなくてはいけないものです。
凄く近年色んなところで言及されているテーマだと思いますね。
あと、BGMが物凄くいい。このドラマに凄くいい効果を与えていると思います。
・獣になれない私たち
「ラブかもしれないストーリー」と野木さんが書いてる感じが絶妙だなと思うドラマ。
ガッキー演じる主人公晶は頑張り屋さんという感じの女性で、会社でのシーンがいい感じにコメディしてる。全力で可愛い。これはもう手放しで可愛い。
晶の彼氏の京谷(田中圭)がまたいい。最近何だか田中圭ブレイクしてるブレイクしてるって凄いのだけど、この人は昔からいい感じに役をこなしています。
晶と京谷の出会い~付き合うまでのエピソードのシーンは今作で1番キュンときた。
そこから3話のラストで、えーって思ってて失速しちゃうのかなとか思ったのだけど、
まったくの杞憂。面白さ加速。
そこに松田龍平、黒木華、がだんだん本筋に関わるようになってきてる感じ。
仕事を探すシーンの黒木華が秀逸だったのと、4話の「最中に寝る男」という伏線の回収が見事過ぎたので特筆しておきます。笑
そして晶に象徴される「獣になれない」というテーマには共感が凄い。
自分も獣になれないタイプだと思っていて、数話観たところでやっと「これは自分のためのドラマだ」と気付いた次第。
昨日の5話では、それはもう色々な展開があって、エンタメとしてのレベルが高いなぁという印象。さすが野木さん。
・ハラスメントゲーム
前クールでハゲタカを観てはいましたが、実はあんまり企業モノは観なくなってたのです。下町ロケットもきれいにスルーしてます。
しかし、こういうジャンルも、唐沢寿明だと何だか観れてしまう。こういうところでやっぱり役者さんて大事だなぁと。ハゲタカも綾野剛だったから観れたんだと思うのです。
1話のコネ入社の社員の横暴、2話の余貴美子中心のパートさん一揆、3話の斎藤工演じる兼業Youtuber社員による副業問題、4話の黒谷友香と山中崇のジェンダー問題・同期の出世問題などなど、全国に店舗と本社とある大企業が舞台なだけにいい感じに色々な問題が出てきて面白いです。
観る時に観るとウルッときます。
・SUITS
織田裕二が好きなもので、つい観てたのと、原作も好きなので観ています。
まぁ原作が有名なので書きませんが、設定の面白さと、甲斐のやり手っぷりがこのドラマの魅力かと。
フジらしい、ドタバタテイストがちょいちょい入ってくるのも好き。
個人的には中村アンの役どころが好き。こういう"察している"女性は魅力的に見えますな、やはり。
5話は最後の最後の「俺は守りたいもんなんてありませんよ」ていう言い方は甲斐というよりは、青島だった気がして4度位繰り返し再生してしまった。笑
なにげにかかっている曲がカッコいいのもポイント。
・・と、駆け足で(だいぶ言葉を選んだ)書いてまいりましたが、どのドラマも最後まで見続けるだろう、素晴らしい作品であります。
またつぶやきでもちょいちょい追いかけています。
皆さんのドラマライフの一助になれば。
お粗末さまでした。
Fin.
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チマタの噺 林家木久扇の奔放すぎる人生 2018/10/09
先日のチマタの噺、なんだか凄く濃いお話でした。
ので、久々のTVウォッチログ。
まずはTVerのリンクを↓
以下メモというかログというか。
今回のゲストは林家木久扇師匠。
御年80歳。健康の秘訣は、ラジオ体操、加圧トレーニングらしい。
最初の街コーナー。
漫画家の春待ポッティさんが出てくる。
https://twitter.com/harumachi_poti
ポッティさんはもともと少年漫画をやりたかったのだけど、デビューが早いということで少女漫画家としてデビューしたという。
公園でハトを眺めてネタ探ししていたところを撮られてしまうところが素敵。笑
少女漫画から、というところで同じく少女漫画でデビューした赤塚不二夫さんの話をし始める木久扇師匠。師匠も絵を描くのが好きだという。
↓は番組でも紹介された、木久扇師匠の25年分の絵からセレクトされた絵と、詩が載っている本。
別冊詩とファンタジー 詩とイラストレーションの雑誌 まるごと林家木久扇
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,080円
本の中に田中角栄氏の絵もあったことから、お世話になったという田中角栄氏の話へ。
木久扇師匠といえば木久蔵ラーメン。
中国でラーメン店を出したくて、首相を引退していた田中角栄氏に会いに行った時の話に。
全国ラーメン党という、木久扇師匠が理事を勤める団体(横山やすしさんが副会長)があり、当時1万名位党員がいたそうな。
(※現在は日本ラーメンファンクラブという名称で、まだあるようです↓)
日本ラーメンファンクラブについて | 日本ラーメンファンクラブ
やすしさんの繋がりで角栄氏に面会できることになった木久扇師匠。
数分の面会で、ラーメン店を中国に出したい、という話をする中、
角栄氏との距離を詰めたくて、ジョークで、
「なんで北京でラーメン店を開くかと申しますと、ラーメンというのは割り箸がついておりまして、割り箸は日中友好でございます。割ると2本(日本)、折るとペキン(北京)」
という話をしたところ、
「要件は簡略に!」
と全然ウケない。
話を続けていくうちに、やっと中国でラーメン店を開きたいので相談に来ている男だというのが伝わったらしいところで、黙る角栄氏。
その後、とつぜんに、
角「日中国交正常化、、」
木「?」
角「日中国交正常化、、! あれは私がやりました。あの頃はね、毛沢東も元気で周恩来もおって、握手をしたときの掌(たなごころ)も覚えております。中国に行けば友人、知人、沢山おります。
・・おりますが、、私が中国へ行ったのはラーメンを食べに行ったんじゃないの!帰れ!」
とカンカンに怒ってしまい、、
また黙ってしまう角栄氏。面会時間の3分も過ぎてしまう・・。
そこで木久扇師匠はラーメン党の話をする。
木「田中先生、申し遅れましたが、ラーメン党には、党員が1万名おります。」
角「あんた今なんつったの?」
木「党員が1万名おります。」
角「そういう事を・・早く言いなさいよ!
・・党員が1万名おるということは、有権者が1万名おるということでしょ。・・わたしのほうの応援をしてくれますか?」
ここだと思った木久扇師匠、
「皆田中先生が大好きでございます。わたくしラーメン党の会長でございますんで、わたくしが言えば1万名は動きます。」と畳み掛ける。笑
ここで空気が変わり、なぜか写真を一緒に撮ったりなど、気に入られた結果、木久扇師匠は北京に行くことになる。通算8回行ったらしい。
がしかし、ラーメンを1杯13円で売ってくれと言われる。それだと原価割れしてしまうので困っていたら、そのあと天安門事件が起き、治安の悪化により中国で商売すること自体が難しくなる。
これをらーめんにかけて「てんやもん事件」といつものゆるいダジャレで落とす師匠、素敵。笑
また、このくだりの中で木久扇師匠がやる角栄氏のモノマネがめちゃ面白く、必見です。
ここで2回目の街シーン。新宿余丁町。
日曜発明学校というのが出てくる。第3日曜に70~100人規模で発明品の発表をやっているとのこと。
タレントさんも発表にやってくるし、春風亭柳昇師匠も関わりがあったらしく、靴べらクリップなるものを発案してもってきたらしい。
ここで河津さんという73歳の発明家さんが出てくる。めちゃくちゃ元気である。
ティッシュボックス型の防災グッズを開発し、特許も取ったという。
大儲けしたいですか?とスタッフに聞かれ、大儲けしても意味はない、死んだら持っていけないと語る河津さん。なんだか面白い人であった。
またスタジオトークへ。木久扇師匠も発明をやっていた。
例えば、坂道を上り下りするための下駄。前の歯を短くして坂道を上り、後ろの歯を短くして坂道を下るというもの。
なんやかんやで通算70くらいつくったという。
~発明学会はコチラ↓~
www.hatsumei.or.jp
そのまま木久蔵ラーメンの話へ。
33年間力を注いだ木久蔵ラーメン。
師匠に落語と関係ないんですけど商売やっていいかと確認したら「落語の気持ちを忘れなきゃ、別に60くらいで戻りゃいいんだから」と言われて気が楽になったとのこと。
スペイン出店でお金を使ってしまって失敗してしまったという。
一時は27店舗あった(!)とのこと。
↓木久蔵ラーメンは現在通販で販売中↓
ここで発明品をひとつ思い出す木久扇師匠。
二つ注ぎ口がある、二口急須。楽屋でウケたそうな。自分もこれは好きだな。笑
なにせ二口なので一杯ずつは注げないのが面白い。笑
ここで3回目の街コーナー。
渋谷のギャルと一緒に、
モデルをやっているという、ベルジアンのめちゃくちゃかわいくて日本語を話せる女の子が出てくる。
ふたりはバーで知り合い、コスプレ趣味で意気投合したという。
夢を追いかける人が好き、というベルジアン。
ヤンキーが好き、というギャル。
実は少し前日本人と付き合っていて、「毎日がアドベンチャーだった♡」と語るベルジアン。
はたしてその彼は、、ヤンキーだった・・。笑
よきオチがついたようでスタジオへ。
↑のベルジアンたちの映像を観て、素人のテレビの受け答えがうまくなったよねという話をしていたあと、
べぇ師匠と木久扇師匠、おふたりは40年以上の付き合いであるという話へ。
二人が共演した「独占!男の時間」という番組での鶴瓶テレ東出禁事件を語る。
そして今回一番興味を持ったのがここ、
木久扇師匠、昭和36年の初高座の話。
師匠に「短めに」と言われて、寿限無しか知らなった木久扇師匠は困ってしまう。
なにせ寿限無14分もする。どうやって短くしたらいいか皆目見当がつかない。
仕方ないので森山加代子さんの「月影のナポリ」という歌を歌ったが、
客席はシーン。
高座をおりたら、「歌ってくれって言ってんじゃねぇよ、噺してくれて言ったんだよ
何で歌うんだよバカヤロウ。(空気が)変なんなっちゃったじゃねぇかよ・・」と師匠に怒られてしまう。
しかし、その歌を歌った若い落語家の噂は広まって有名になってしまう。
「歌うぞこいつは」と。
それを先代の圓楽さんが面白がって、「キクちゃん、今日は何を歌うの?」て楽屋で絡んできたりもしてたとのこと。
こうやって変なことしちゃって怒られたりしたのがかえって面白いほうへ働くという話は大好き。
そのあとは木久蔵を息子に譲り、公募で自分の名を募った話へ。
それを「発明ですやんか」、とべぇ師匠。
ここまで木久扇師匠の色々な面を紹介してきたけど、木久扇師匠はなんだかんだアイデアマンであることを印象づけるシーン。
4回目の街コーナー。
木久扇師匠のリクエストで、「親に連れて行ってもらった思い出の場所はありますか?」と街の人に訊いて回る。
・女性の宮崎県の都城市、「しろくま」を食べた商店街のパーラーの話
・中年の男性の、反抗期に、父と喧嘩していることで母が泣き出して、自分も泣いてしまった街のレコード屋の話
・若い女性のタイに家族旅行へ行ったらエレベーターが途中で止まって、おばあちゃんがずっと「ごめんくださいー」「ごめんくださいー」て助けを呼んでいた話
・成人式に父親に風俗やスナック等色々なオトナのお店に連れて行かれたという男性の話。
→トラックの運転手だった父とは遊ぶ機会がなかったという事で男性は喜んでいた模様。映画のワンシーンみたいな話でなんだかちょっとよかった。
・52歳男性の、小学1年生のときの広島の平和公園でアヒルが喋ったという話
ちなみに、木久扇師匠の思い出の場所は日本橋のミルクホール。
(※ググったら、ミルクホールというのは、 主にミルクを提供することを目的とした飲食店で、時の政府が日本人の体質改善を目的としてミルクを飲むことを推奨していた明治時代に数多く出現した。とのこと。)
ここから最後のスタジオトーク。
日本橋の雑貨問屋の息子さんだった木久扇師匠。
夜は毎日外食だったという。
ここでのトークが「雑になってきてまっせ」とべぇ師匠にツッコミをくらい、
「(疲れたので)帰りたい」と返して笑いをとる木久扇師匠。
ここで木久扇師匠のひとつの笑いのとり方の話を。
「(舞台へ)出て行く時に5分間だけ盗める」という木久扇師匠。
この、登場5分で笑いを取る方法が興味深い話でしたが、コレ説明大変だしなんかいい話なのでぜひ本編で。笑
そして実はこれはエルトン・ジョンが以前ラスベガスでやっていたものらしく、
それを東京の寄席でやって、「新鮮だ 面白い演出だ」とウケたとのこと。
こういう時代っていいなぁ。
最後の最後に手塚治虫の話。
小学館のパーティーでさいとう・たかを先生に紹介された時に、「家を建てるんですよ」、と話をした木久扇師匠。
三年くらい経ったある日、家を見に手塚治虫先生が来たという。
手には風呂敷包があり、絵を描いてきてくれた(!)とのことで、
この話をする中で木久扇師匠は"ジャングル大帝"のタイトルが出てこず、
「それちゃんと思い出さないと、師匠どんどんボケていきますからね」といじるべぇ師匠。
話を続けて、
木「アトムとレオが並んで落語喋ってる絵をもってきてくれて・・」
鶴「え!?」と驚く。
木「え(絵)!?って、今のシャレですか?」
鶴「ええかげんにしてください、怒りまっせ、なんぼ師匠でも笑」
木「帰っていいですか?」
鶴「帰ってくださいもう笑」
というような形で番組は終わり。
やっぱり、木久扇師匠、頭いいよなぁ・・。
この方は「演じている」人なのですな。うーんカッコいい。
・・しかし、37分の番組でなんという密度の濃さ!!
またたまに書き起こしやってみよっと☆
Fin.
バッドフォーミー/Official髭男dism
最近狂ったようにこの曲を聴いている。。
どうやら完全にハマってしまったようである。
Official髭男dism
というこの謎のバンド名と、曲とバンドのキャラクターが全然不一致で色々とっちらかってる感じも凄く好き。笑
ファンの皆さんは”ヒゲダン”と呼んでいるそうな。
きっかけはドラマ「グッド・バイ」。
ドラマ観てて曲欲しいと思ったのは久々に思う。
実はこのヒゲダン、今年ハマったドラマのひとつ、「コンフィデンスマンJP」のテーマ曲「ノーダウト」も歌っていたグループだったのでした。
話をバッドフォーミーに戻して。
この曲は歌詞とメロが凄くよい。
笑っちまうほど 夢見がちなのさ
君に会ってから 余計にひどくなったな
Aメロの歌詞。いかにも恋であり。会うとひどくなるよねぇ。
あっと あっという間に 引きずり込まれるファンタジー
通り雨みたいな恋心 Oh Oh
あっと あっという間に 全然タイプじゃないのに
ときめきが浪費されていく No No
サビ。通り雨、全然タイプじゃないのに、ときめきの浪費。素晴らしいワードセンス。
ちょっと考えてみると、この歌詞は今自分がヒゲダンに対して抱いている感覚とも一致する。
狂ったようにリピートしているこの気持ちは通り雨なのか。
しかしながら、もう↓を予約済であります。
※楽天は明日買うとポイントプラスになるので明日がおすすめ。笑
そうか、会うとひどくなる、ねぇ。
てことでライブの動画も観てみたのだけどめちゃいい演奏してる!
ライブも観に行ってみようかな。
おしまい
濱口優とドランク鈴木が語る「女子との会話」
Youtubeのシェアするのって簡単でいいなぁ。笑
芸能界随一のモテ男、濱口優。
どうしてあんなに"可愛い子に"モテるのか、世の男性は凄く気になるところだと思います。自分も気になってました。笑
まとめると、聞き上手は相手の事を話し上手だと思わせるくらいに話を誘導するのが上手い、と。
相槌をキレイに打つし、話も「~てことなんだ」みたいにまとめながら話すと。
"相手に話をさせる"というのがひとつの「おもてなし」なのだということなのでしょうね。
自分とかは結構人から話が面白いと言われるタイプなので、つい相手のためになりそうな事を喋っていて、男からは凄いモテるけど、そのノリで女子に話をしてモテないタイプです。笑
そもそも人の話を聞くのも結構たいへんですよね。
自分はお笑い好き過ぎてオチのない話をしてはいけないという感覚があり、人の話を聞いているときに、心の中で「その話、オチはあるんだよね、、大丈夫だよね、、」てドキドキヒヤヒヤしたりすることもあります。笑
男子の皆様、聞き上手スキルを身に着けましょう!
おしまい